寿命時計
終電宇宙
プロローグ
1640258514秒。
寿命時計に記されている俺の余命だ。
俺はよく想像するんだ。
この記された余命が残り一秒になったとき、
俺は一体何を思うんだろうってさ。
死ぬってどんな感じなんだろうな。
覚めることない眠りってどんなものなんだろう?
まだ先のことかもしれないけど、
いつか必ずその日は訪れるんだよな。
ああ、怖いな。
君はあとどれくらい時間が残ってる?
もし時間を無駄にしたくないなら、今すぐバックすることをおすすめするよ。
どうせこれからつづる物語なんて
君の人生に何の役にも立たないだろうから。
ほら、こうしている間に俺たちの余命がまた数秒減ってしまった。
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