第39話

彼女視点


「楽しみだなぁ!!優くんがどんなところで、私にキスしてくれるんだろう」


「おうおう、彼氏居ない私に嫌味か」


「自慢だよ!!」


「それは嫌味よ!!」


彼女はワクワクしていた。


優に対して、彼女はデートやそう言うことは絶対的に信頼を持っており、きっと自分が想像するよりも、はるかにいい場所で、優しくキスをしてくれると思い切っている。


「はぁー、今からでも楽しみだなぁ」


「そうね。私はうざいけど、」


「えー、しっかり聞いてよ。」


「はぁー、ぁそれよりもさぁ、いいの?」


「いいのって何?」


「ほら、学校で出る前に、冬ちゃんも残ってたでしょ。前に冬ちゃんには取られそうになってて言ってたじゃ・・・ん?」


・・・ズキとっ、きた。


優には絶対に浮気しないし、そう言うことにはならないのは分かっている。


でも、それでも不安が消えなくて、そして、前にこっそり見たあの時の光景を思い出す。


そうだよ。私は優を一番大切にするって、これからどんなことよりも優を大切にするって話したのに、今日もまた断って私はこうやって、


「春?」


「ごめん!!私戻らないと!!」


「え、待ってよ!!春」

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