第5話

「お兄ちゃん」


「どうしたの?」


「また、浮気されたんでしょ」


「そうだよ。」


「また許すの?」


「・・・次は最後だよ。」


「うん、それが正しいよ」

ーーーー

次の日


「・・・お兄さんに合わせて欲しいな」


「嫌です」


「私、彼女だよ」


「私は認めてません。というかまたした癖によく来られますね」


「妹ちゃんには関係ないでしょ」


「アホですか、兄妹ですよ。あるに決まってるんじゃないですか」


「関係ないよ」


「なんの基準で?なんの根拠があって?」


「愛だよ。」


「・・・おぇ。それで浮気するとか、頭やばいですよ」



そうして話して居ると、


「あれ、おはよう、夏って春来てたの?」


「そうだよ、妹ちゃんがお兄ちゃんに合わせたくないって言うから」


「いやそれは流石に、春が悪いよ」


「えぇー」


「いやだって、春が合わせたくない、怒ってる理由は、春の浮気でしょ」


「流石、お兄ちゃんその通りだよ」


「シスコン」

春はジト目で俺を見る。シスコンは認めるけど、今のはシスコン関係なく兄妹ならそうだろう。




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