よく浮気をする彼女、俺はいつも許していたんだがちょうど限界が来たところに、俺を新しく好きな女の子が現れて、

激 辛

第1話

「もう、これで8回目だよ」

浮気したのが、


「でも、どうせ別れようとしないじゃん」


「そ、それは」


そう、俺は浮気されても別れる話しはしなかった。最初は彼女が必死に謝って来たから許して、その次も同じように、

そして3回目から俺が別れないと知ったようで、こんな感じになっている。


「それに、私は確かに優くんの恋人だけど、優くんの魅力が足りないのも悪いんだよ。」


俺だって、頑張った。彼女に告白されてたから、色んなことを調べて少しでも魅力的になれるようにって、ファッション調べて、デートスポット調べて色々頑張ったのに、



でも、頑張ってもこうやって、思いを無駄にされて馬鹿にされる。


「次は、別れる」


「えっ、」


「俺は決めたよ。次したら別れるって」


「またまた、そうやって冗談を」


「今まで冗談でも、脅しでも、浮気をした時も言わなかったよね」


「・・・でも、別れようとはしないでしょ、優くんは」


「次はする」


「・・・うん、もう、今回も当然私が悪かったから、ほらせっかくの二人なんだし、デート行こうよ」


分かったとは、言わないで話しを晒す、けど次は別れる。


「そうだね。デートを楽しもうか」


ーーーーー


次の日


「えぇ、何で急に」


「彼氏がさぁ、次浮気したら別れるって言ってたんだよね。だから、ごめんね」


「そんな、楽しみにしてたのに」


「まぁ、とりあえず様子を見ることにするから、」


「なら、まだチャンスはある?」


「あるある!!」


ーーーー

そして、彼女は教室に戻ると、そこには彼氏とクラスの普段から何も話さない人がいた。


まさか、優くんも浮気??


そんな、酷いよ優くん、私がしたからって、


そんなぁ、



私は思わず隠れてしまった。この現状を理解したくない、見たくないと思って。


でも声が聞こえて来る。


「私の気持ちは本気です!本当に好きなんです」


やっぱり、浮気だったの?そんな、なんでよ、優くん


「ごめん、俺は恋人いるし」


優くん??


「でも、その恋人さん浮気何回もしてるんですよね!私も聞きましたよ」


「・・・そうだよ。でも別れてないし、浮気しても好きだとは思ってるから」


・・・優くん


「でも、私聞きました!次浮気したら別れるって、」


昨日の話、


そして、ちょうどさっきのことを思い出したかった。そのこと本気なのかも知りたかったし、


「うん。本気だよ」


・・・そんなぁ


「なら、別にいいじゃないですか、あんな女と、別れる覚悟も出来てるんですし、別れて私のことを好きになっても」


「本当にごめん、冬さん」


優くん


「やっぱり、俺は春のこと好きなんだよ。心から」


「でもなら、別れるって言わないですし、その心を踏みいじりまくってじゃないですか!」


「そうなのかも知れない。けど、それでも俺は、一度好きになった人を簡単には別れらることが出来ない。」


「優さん」


「それに、確かに春は浮気をする、恋人としては最低なことをしてるけど、優しくて笑うと素敵だし、良いところは沢山あるんだ」


「・・・」


「春は浮気をする。でも浮気を悪く思わない人なら、春は素敵過ぎる女性にだと思うんだ。文化や俺が春と会ってないだけと思うんだ。」


「なら、優さん自身が言ってる通り、優さんには会ってないんでよ」


「そうなのかも知れない。だから俺も次は別れるって言ってしまった」


「なら!」


「それでも、愛していたんだよ。俺が春が好きだから。自分で許せない気持ちよりも、チャンスをあげて、これくらいならって気持ちが勝っちゃうんだ。目の前で俺のことを好きだって言ってくれる人がいるのに!」


「優さん」


そして、優は涙をして、冬さんからハンカチを渡されそうになったが、それを断った。優の涙のを流すのを抑えようとする声が響いた。


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