アモアス×ボイロ

@kohaku_kou

ルール説明&キャラクター

⚠️ATENNSYINN⚠️

二次創作(ぽい)

アモアス(マップはエアシップ)

ボイロのキャラ崩壊有

MODの役職有

なのそんやふにんがすを見て思いついた小説です。動画の構成は真似ていません。


以上の点を踏まえてお読みください。


「皆様お集まりいただきありがとうございます。」

「本日から皆様には、『見せ物』になっていただきます。」


そんな声がした。


目を覚ますと知らない宇宙の上で知らない宇宙船に乗って知らない人たちに囲まれていた。


「んん、?ここは、」

「あ、ヒメやっと起きた?こんな状況で呑気に寝てたのはヒメだけだよ。」


横にはヒメの双子の精霊であるミコトがいた。


「鳴花ヒメさん。おはようございます。」

「それでは全員の意識が揃ったようなのでゲームのルールを説明します。」


ヒメたちは一つの机を囲うようにヒメ含め15人が並んでいる。

その机の上には浮遊している女の子が2人いた。

みんなはその2人を睨むような視線で見る。

それはヒメも、同じだ。


「改めまして皆様こんにちは、このゲームの支配人ミリアルと申します。」

「同じく支配人のアリアルと申します。」


これは何?ヒメちゃんたちはなんでここにいるの?


そう問いかけようとしたのに思うように声が出ない。うめき声ひとつ出せない。


「あぁ。今から私たちがルール説明をいたしますのでそれまで喋らないでくださいね。」


そう圧をかけるようにミリアルと名乗った女の子が言う。

喋らないというより喋れない。

多分他の人たちもそう。

話すことができない。


「それでは、ルールを説明します。」

「あなたたちには今から『殺し合い』をしてもらいます。まぁ、簡単に言うと人狼ゲームみたいな物です。」

「『殺し合い』だからと言って実際に死ぬわけではありません。ここはあくまでバーチャル空間。痛みは感じるものの、体が傷つくわけではありません。」

「だから安心して殺し合いをしてください。」

「それでは、ゲームについて詳しく説明します。」

「まず『会議』について説明します。」

「会議を開く権限は各人に一度のみ与えられています。」

「『会議』を開きたい際はここ、『ミーティングルーム』に来てボタンを押してください。」

「会議では投票で一会議に一人追放することが可能です。」

「スキップすることも可能です。」

「また、与えられた会議権限のほかに、死体を発見すると『緊急会議』が開始されます。」

「こちらは死体を発見すれば何度でも開くことができます。」

「あ、そうそう。ゲーム中は、人の姿は見えても『会議』以外で話すことはできません。」

「そして、死んだ場合、観戦モードになります。」

「この時、壁は通り抜けられます。」

「死んだ後でも、インポスターなら『サボタージュ』クルーなら『タスク』をすることが可能です。」

「サボタージュとタスクについては、また後ほど説明します。」

「次に『視界』について説明します。」

「インポスターや第3陣営の方が少し視界が広いのでクルーより情報が得やすいです。」

「ただ、視界が広いことがバレると即追放ですね。」

「次に『アドミン』と『バイタル』について説明します。」

「アドミンは見ている間どこの部屋に何人いるのか把握することができます。」

「ただしそこにいる人が誰かは分かりません」

「バイタルは現在誰が死んでいて誰が生きているのかを確認できます。」

「前ターン以前に死んだ人は黒く、現ターンに死んだ人は赤くなっています。」

「正常に生きている人は青くなっています。」

「アドミンはコックピット、バイタルは診察室で使用可能です。」

「次に各陣営と役職について説明します。」

「陣営は『インポスター陣営』『クルー陣営』『第3陣営』の三種類がございます。」

「インポスター陣営3人、第3陣営2〜3人、クルー陣営9〜10人です。」

「インポスターには『キル』『サボタージュ』の能力があります。」

「キルはその名の通り殺す能力です。」

「キルは30秒のクールタイムがあります。」

「ただし、ゲームが始まって最初のターンのみ10秒となっています。」

「サボタージュはクルーの妨害です。この船を壊す行為と言った方が正しいかもしれません。」

「クルーがサボタージュ解除をしなければ時間経過で勝利となります。」

「インポスター3人はそれぞれ特殊な役職を担っております。」

「一つ目、クリーナー」

「死体を跡形もなく消すことができる役職です。」

「ただしバイタルを見られると死んでいることはわかります。」

「どこで死んだのか特定させない役職ですね。」

「二つ目、モーフィング」

「すれ違う人のサンプルを入手してその人になりすます役職です。」

「すれ違いだけで特定される可能性もありますが、決まれば現行犯逮捕にはならない役職ですね。」

「三つ目、バウンティーハンター」

「一定時間ごとに指定されるターゲットをキルするとキルクールが短くなります」

「1ターンにたくさんの人を殺せる役職です。」

「インポスター陣営は自分たち以外をを全員キル、もしくは追放すると勝利です。」

「また、第3陣営を全滅させた状態で、クルーと生存しているインポスター陣営が同数以下になると勝利です。」

「クルーについてです。」

「クルーには特殊な能力はありませんが『タスク』があります。」

「タスクはこの船を修理すること。」

「全員のクルーがタスクを終わらせたらその時点でクルーの勝利となります。」

「クルー陣営には役職が二つあります。」

「一つ目、シェリフ」

「インポスターをキルできる役職です。」

「ただし、誤ってクルーをキルすると自分が死にます。」

「二つ目パン屋」

「生きていれば会議終了後にパンを焼いたと表示が出ます。」

「役職語りできない役職ですね。」

「クルー陣営は、タスクを全員が終わらせると勝利。」

「また、キルできる陣営を全員追放すると勝利です。」

「最後に第3陣営についてです。」

「今回、第3陣営は二つあります。」

「一つ目、ジェスター」

「自分が追放されることで勝利となる役職です。」

「インポスターにキルされたり、生き残ってしまっていたら敗北となります。」

「『暴発』の能力を持ちます。」

「キルできる人のそばで暴発をつかうと、キルできる人の意識に構わず近くにいる自分以外をキルします。」

「二つ目の第3陣営、ジャッカル」

「ジャッカルはキルができる第3陣営です。」

「ただ、1人しかいないので、慎重に立ち回らないといけません。」

「一試合に一人、サイドキックという仲間を作れます。」

「サイドキックはクルー陣営からしか作れません。」

「サイドキックはキルできません。ただ、主人のジャッカルが死ぬと、ジャッカルに昇格して、キル能力を得ることができます。」

「最後に『ベント』と『マップ』について説明します。」

「ベントはインポスターとジャッカルのみに使える能力です。」

「ベントに潜ってショートカットが可能です。」

「ただ、ベントを使用しているところを見られると一発アウトなので注意してください。」

「マップはゲーム開始時にそれぞれに渡される地図のことです。」

「この船内の地図および、あなたがしないといけないタスク場所が表示されています。」

「インポスターには地図に特殊な3種類のボタンが付いています。」

「これを押す事によってサボタージュが起こせます。」

「人のマップを覗いても自分と全く同じにしか見えないので意味はありません。」

「おおまかなルールは以上です。」

「では、皆さんの情報交換といきましょうか。」

「1人ずつ名前をどうぞ。」


喉にあった違和感が消えた。これは多分、話せるようになったってこと。

だけど、みんな警戒して一言も声を発さない。

それはそうだこんなわけのわからない殺し合いに巻き込まれたんだ。

ヒメちゃんだって名乗りたくない。


そんなことを思っていると紫の髪を低い位置で二つに結った女の人が手を挙げた。


「私は、結月ゆかりです。なんで、こんなゲームしなければならないんですか。教えてください支配人さん。」

「…そうですね。まあ、その説明はみんなの自己紹介が終わってからです。」

「…そうですか。」


あの人はーゆかりさん。

ゆかりさんの横に座っていた白髪で三つ編みを二つしている女の人が手を挙げる。


「ゆかりさんが言うなら私も言います。私は紲星あかりです。」


あの人はーあかりさん。

次に白く長い髪を下ろしている、狐耳が生えた人が手を上げた。


「あたしはとうほー」

「待ってください姉様!」


狐耳の人が話そうとした瞬間横にいた茶髪ツインテールの小さい子が声を上げた。


「何呑気に名前出そうとしてるんですか!危ないですよ!よくわからないゲームに巻き込まれて、挙句に個人情報まで抜かれるんですか!おかしいでしょ!?」

「で、でも、えっと」


小さい子に押し負けて狐耳の人はオドオドしている。


「おやおやこれは、『東北きりたん』。」


ミリアルさんが名前を呼んだ。


「な、なんで私の名前を…」

「こちらにあなたたちの情報は全部入っています。」

「ですがあなたたちはお互いに見ず知らずの人もいるでしょう?」

「だから、ゲームの進行のため、名前くらいお互いに把握して欲しいんです。」

「『きりたん』。邪魔したらダメですよ。」


ミリアルさんとアリアルさんの圧に押されてきりたんと呼ばれた女の子は黙ってしまった。


「…あたしは、東北イタコですわ。」

「…妹の東北きりたんです。」

「東北ずん子です。真ん中です。」


ああ、あの髪が緑の女の人も姉妹だったんだ。


一番上がーイタコさん。

真ん中がーずん子さん。

一番下がーきりたん。


「じゃあ次は私が行こうかな。」


薄くピンクがかった髪の女の人が言う。


「私はイア。苗字はないよ。好きに呼んで構わないよ。」

「あれ、アイと名前が似ているね。」


イアちゃんが名乗ったらイアちゃんの横にいた小学生くらいの女の子が声を上げた。


「アイはアイって言うよ。イアちゃんと似ているね。あぁ、アイのことも好きに呼んでいいよ。」

「本当だね、初対面なのに仲良くなれそう。」


ピンクっぽい髪の方がーイアちゃん

小学生くらいの方がーアイちゃん


2人は恐怖なんか微塵もなさそうだ。

すごいなあ、なんでそんなに平気でいられるの?


「…それじゃあうちも自己紹介しよかな。うちは琴乃葉茜や。こっちは琴乃葉葵、よろしくな。」


赤っぽいピンクの髪をした方がー茜さん。 

水色に近い青の髪をしてる方がー葵さん。


「もう、お姉ちゃん。挨拶くらい自分でできるよ。」

「ええやん、うちがやったるよ。」

「もう、お姉ちゃんってば。」


仲の良さそうな姉妹だ。


「じゃあ次は私がいきます。」


茶色のボブで、緑メインの服を着ている女の人が言った。


「私は京町セイカです。」


あの人はーセイカさん。


「じゃあボクもいかせてもらおうかな。」


髪が黒い男の人が言う。


「ボクはアベルーニ、ミリアルとアリアルとは知り合いだけど……なんでボクはプレイヤー側なの!?」


えっあの人支配人と知り合いなの?て言うかそのポジションなら支配人より上の黒幕とかじゃないの?


「アベルーニ君はぼやっとしすぎて支配人には向いていない。」

「ガバが多そうだからプレイヤー側が面白そう。」

「と運営側から指示をもらったので。」

「おかしいよね!?」

「「おかしくない。」」


あの会話を見て場の雰囲気が少し和んだ気がする。私も少し楽になったし他の人もそうじゃないのかな?

ていうか、支配人の2人も少し砕けた会話できるんだ?

アベルーニくんて面白いな。

黒髪の男の人がーアベルーニくん。


「次は、僕が行こうか。」


黄色っぽい髪の人が言う。

男の人だ。メガネをかけていておとなしそうな先生っぽい人だ。


「僕は、水奈瀬コウ。なんでも好きに呼んでくれて構わないよ。あぁ、多分ここにいるタカハシにはコウ先生って呼ばれると思う。」

「まあそりゃ教え子だし。どうしようか、僕の名前は先生が言っちゃったし。もう僕はいいかな?…まあ、一応名乗っておこうか。僕はタカハシだよ。」


黄色い髪の方がーコウさん。んー。コウ先生って呼ぼうかな。面白そうだし。

茶髪の方がータカハシくん。


あ、あと残るのはヒメちゃんとミコトか。

ミコト、先に自己紹介してくれないかなぁ?


視線でアピールをするとそれに気づいたミコトは、はあ。とため息をついた。


「…ボクは、鳴花ミコト、梅の精霊さ。で、」

「ヒメちゃんはヒメちゃんだよー。ミコトの双子の精霊。」


あれ?イアちゃんとアイちゃんに恐怖感ないとか言っておきながらヒメちゃんも相当ないよね?

まぁ、細かいことはいっか。


「これで、自己紹介は終わりました。」

「ゲーム開始、の前に、ゆかりさんから頂いた質問に答えましょうか。」

「えっと。このゲームをする理由、でしたよね?」

「まあざっくりと説明するとAtubeや、 TV番組の娯楽になってもらう。」

「ただそれだけです。」

「自分たちは痛みを感じるだけで、ただゲームを楽しむ、そして見る人を愉快にさせる。」

「なかなか高度な条件だと思いますよ?」

「それって…!」


ゆかりさんが反論をしようとしたら、ヒメちゃんたちプレイヤーが、それぞれのイメージカラーに光始めた。


ゆかりさんは紫


あかりさんはオレンジ


イタコさんは白


ずん子さんは緑


きりたんは茶色


イアちゃんは薄ピンク色


アイちゃんはピンク


茜さんは赤


葵さんは青


セイカさんは黄緑


アベルーニくんは黒


コウ先生は黄色


タカハシくんは灰色


ミコトはパステルパープル


ヒメちゃんはパステルピンク




「それでは、ゲームが開始されます。」

「あなたのロールはーー。」

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