鰯雲

 乾きたる蒼天そうてん泳ぐ鱗雲いわしぐも

【季語】鰯雲(三秋)


 昨年の秋にも、松山市の「俳句ポスト」のために鰯雲を詠みましたが、本来は鰯雲そのものは、年中見られるのですよね。


 昨年の「俳句ポスト」の句

 風紋ふうもん天心てんしん目指す鰯雲


 https://haikutown.jp/post/result/other-tuesday.php?k_no=278


 ここでいう「天心」とは、天の真ん中のこと。

 初めて俳句ポストの「中級」で取り上げていただいた句です。


 年中見られるはずの「鰯雲」が秋の季語になっているのは、やはり空気がからっとしてきた今の季節に、よく似合うからなのでしょうか。相変わらず夏日が続いていますが、それでも最近では心持ち湿気が和らいできたことにより、「秋の訪れ」を感じる日々なのです。

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