星の妹背

 時越ゆる星の妹背いもせや我が胸に

【季語】星の妹背(初秋)


 現代の感覚からすると意外な気がするかもしれませんが、「七夕」は秋の季語です。

 個人的に割と詠むのが難しい季語が「星」関連の季語でしょうか。

 七夕と言えば、牽牛と織女が年に一度だけ会うことを許されたという、切ないエピソードが有名です。

 妹背は、ずばり「妻」のこと。拙作「泪橋」、和漢朗詠集の中から七夕の詩を選んで題材に取り上げましたが、夫婦の絆を歌い上げようとするのは、不変なのかもしれませんね。


 ところで、ぼちぼち松山市の俳句ポストの締め切り間近です。(19日)

 今回の兼題は「コスモス」。私も一句は出来ているのですが、できればもう一つくらい完成させたいなあ……。

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