法師蝉

 先陣を取りつ取られつ法師蝉ほうしぜみ

【季語】法師蝉(初秋)


 法師蝉とは、いわゆるツクツクボウシのこと。

 セミにも様々な種類がありますが、ツクツクボウシは晩夏に登場するセミですね。

 セミが鳴くのはオスだけで、求愛のために鳴くわけですが、鳴き声に耳を傾けていると、次第に鳴くスパンが短くなっていって、最後は「ジーッ」と断末魔のような声を引いて終わります。


 小説の方で新作の連載を開始しましたが(でも、戦の場面は当分先)、武士の「先陣争い」、すなわち功名心にかける思いというのは、今の私達から見ても凄まじいものがあります。

 その世界観をセミの恋の世界に準えてみました。

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