俳句自撰集
篠川翠
原爆忌
一時の慈雨を求めむ原爆忌
(ひとときのじうをもとめんげんばくき)
【季語】:原爆忌
ふと思いついて、カクヨムでも俳句を披露しようか……という気分になりました。
実は、小説よりも俳句の方がキャリアを残しています。ですが、このところずっとサボっていたもので、少し俳句を詠む力が落ちているなあ……と感じているのも、事実。
少し前の「第一回短歌・俳句コンテスト」にも出しましたが、気まぐれで、今後はこちらも時々更新していくかもしれません。
さて、8月6日は広島に原爆が投下された日です。私も戦後生まれですが、年代的には「広島の原爆投下の悲惨さ」(もちろん長崎も)を教育された世代で、修学旅行で広島の平和記念館に行った経験もあります。
やはり、こうしたことは忘れてはならないと思うのですよ。
また、原爆忌に関しては、昨年松山市の俳句ポストの兼題でも出されました。
【拙句】
ベクレルの文字に踊れり原爆忌
https://haikutown.jp/post/result/beginner-wednesday.php?k_no=276
三月の「東日本震災忌」などもそうですが、人の痛みを季語として詠むのは、賛否両論あるそうです。ですが、やはり次世代に伝えていかなかければならない、負の遺産です。
かく言う私も、放射能に縁の深い?福島育ちなのですが、皮肉なことに、東日本大震災のときには、広島・長崎の放射能研究の研究者の方々の知識に助けていただきました。
ですが、本来はそのようなことがないのが、一番なのですよね。
そんな願いを込めた一句です。
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