第二十八章 ゾクゾクなこと。

Episode 136 完結になってないから。


 ――まだ続くの。ドミノがエックスになるための課題というもの。



 それは何か?


 マリー姫の構想は、まだ反映されるには遠かったから。現時点では、糸子いとこちゃんと私が仲直りしたに過ぎないと思う。なのでまだ、学園の中では反逆する者も出てきそうだ。


 それに……


 糸子ちゃんが催眠術を使えることは知らなかった。


 ドミノでは主に情報係を務めていた。学園に入学する際に、今のお婆ちゃんのお家。パパやママの住むお家は、ちょっとばかり遠いと言っていたの。お互いのことを話したけれど、それでも謎が多いことに気付いた。私と出会ったのはクラスメイトだから……ってこともあったけれど、怪文書から始まった関係だった。


 そして松近まつちかさんと幼馴染。でも、不登校の時期もあるというから、彼女は今でも事件に関わってないかと気になるところ。……そのこともあり、私は彼女をマークする決心。


 シークレットなボデーガード。


 つまりは彼女には内緒で行っている。お誕生会が過ぎても現在進行形……


 陸君りっくんも一緒。三人で行動することに。


 新学期から、マリー姫は学園の生徒。授業は何と、ウメチカさんと一緒に受けているらしい。つまりは同じクラスだから、お姉ちゃんも一緒ということ。だからだから、日々の出来事を知ることができる。そしてある日ある時、お呼ばれされたの。私一人だけを。


 マリー姫……ではなくて、ウメチカさん。


 その内容はというと、糸子ちゃんのこと。初めて明かされる、お二人の関係。私には初耳と言ったところ、ウメチカさんだけが知っている内容だから、心して聞いた。


 何と、中学生時代の彼女を知っていたそうなの。


 面識だけではなく、お友達の関係とも言えそうな距離だった。


 ……それから、彼女が学園を志願したのは、ウメチカさんの影響ということだった。



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