第7話

真実を知ってから、数日が経った。


そして、姉達はまた酒を飲んできたようだ。


春「早く、こっちに来てよ!!」


夏「早くしないー、それくらいしか使えないんだから」


秋「そうですよ、普段からダラダラしてるんですから」


冬「・・・」


本当に、道具だな。何が本心じゃないだよ。


つか本心か、嘘かじゃないだろう。よく考えたら、だって今言ってんだから、それを言った事実は変わってねぇよ。


はぁ、でも騒がれると近所迷惑だし


俺は姉達を部屋に運んだ。


春「もっと、丁寧に運びなさいよ!」


夏「そうよ!!相変わらず女の気遣い出来ないんだから」


秋「そうですよ!!そうですよ」


冬「・・・」


はぁ、俺は酒飲むときに、マジで気をつけよう。


春「ねぇ、優」


優「何?」


春「アンタもずっといじけてないで、不貞腐れないで、もっと仲良くしましょうよ」


優「・・・」

なら、まず運んだこと感謝しろよ。




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