第2話

春視点


目が覚める。


そして、凄く頭が痛い。そういえば、今日はサークルだった。


私はいつも通り、優の部屋に行く。


春「あれ、夏もどうしたの?」


夏「いや、・・・優が部屋から出てこなくてさぁ」


春「何で!!どうしたの??優に何かあったの??」


優は昨日夜まで元気に私達を見てくれた、あれ?昨日の夜って確か


夏「思い出した、春?」


春「・・・うん、お願い!!優開けて!!昨日のは本心じゃないの!!」


夏「私もだよ!!お願い開けてよユーウー!!」


秋「優くん、部屋から出て来ないんですね」


既に覚えてる様子の秋がやってくる。


ーーーーー

優視点

姉達のノックと声が聞こえる。


本心じゃないと聞こえるけど、嘘じゃない証拠もあった。


そして、昔姉達は俺のことを嫌っていた。痴漢の時、姉達は信じてくれないかもって正直俺の方が思ってた。その時、姉達が信じてくれて凄く嬉しかった。


けど全てが嘘だった。

 

俺は利用されて、笑いの道具にされてるだけだったのか、



俺は、俺は


ーーーーー


このあとも一日中ノックと声が聞こえたが、優は昨日4人が寝ているうちに部屋から出ない準備はしてあったので、そのまま一日中こもった。

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