エミリー・ブロンテ詩集 

@hasumiruka

第1話 城の森にて エミリー・ブロンテ作額田河合訳

一日は終わった、冬の日は

うつろな空に沈もうとしている

荒涼とした一日が今日もすぎさり

色褪せた光はゆっくりと死んでゆく


私を訪れる夜を星一つ照らすことはない

希望の月は私のために決して輝かない

天が私の目から光を奪おうとも嘆きはしない

神のもとに生きようなどと一度も望まなかった


生きるという苦しい仕事を通して

天の助けも天の励ましも私は求めなかった

ただありのままに私の運命を見つめ

涙一つなくそれを受け入れた 


この血の通った胸を押しつぶす悲しみは

大地よりなお、はるかに重い

ならば誰が永遠の休息を怖れよう?

努力の報いがただ苦しみでしかないのに


暗く、こうした絶望の恐怖は降り注ぐ

幸せになるために生まれてきた魂たちの上にも

ましてや私は労苦の友として生まれ

耐え難い悲しみに育てられたのだ


私のためのため息はない、同情も

私の魂がこの世にとどまることを望むものもない

幼い日より私の心は死んでいた

泣くものもない、この肉体ももうこの世を去らしめよ

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