2話 やりたいことリスト
そんなわけで始めたやりたいことリストの作成
やりたいことなんてそりゃたくさん、、、
たくさん、、、
たく、、、、、
何もない
いざ考えてみれば、私は何をやりたいのだ?
他とは違う人生とは何か
そうは考えるものも、実際に何が好きで何をやりたいのか全くわからない。
何かをやりたい。何かをやり遂げたい。人生を楽しく生きたい。
という欲はあるが、具体的に何がしたいのかと問われれば何も答えられない自分がいることにこの時初めて気づいた。
・
・
・
いや、そんなことない。
そうだ!
私はノートに綴った
・100万円貯める
・英語が話せるようになる
・宝くじを買う
書いたことの達成感。
こんなにも簡単にやりたいことが出てくるではないか。
100万円を貯める。
親というのは偉大である。こんな息子のためにも貯金というものをしてくれていた。社会人になってわかるこの貯金というものの難しさを。これが私にできれば一生の安泰というものも夢ではない。
もしかしたら億り人なんてのにもなれるかもしれない。
英語が話せるようになる。
最近仕事をしていると外国のお客さんが結構話しかけてくる。その中でもイギリス英語はなんか聞いててかっこいい。
一緒に話しながらその時間を過ごすというのは私にとっては新しい楽しみかもしれない。
宝くじは人生で一回も買ったことがない。
一度は経験として買ってみたいと思っていたのだ。
そんなことを自分に言い聞かせてはみるも、こんな誰もが書きそうなくだらないことを書いても仕方ないと思ってしまった。
だが他に書きたいことはない。
絞っても絞っても私の頭は空っぽである。
何も出てこない。
そして私は考えることを諦めた。
そ、そうだ明日は私の誕生日である。
いいじゃないかこの私が作り上げたやりたいことリスト、やってみよう。
どれか一つでもやってみれば私のやりたいことというのは増えていくのではないだろうか。
私に今足りないのは自分で作り上げたやりたいことをやってみることだ。
そんなことを思いながら2時間近く考えたやりたいことリストはカバンの中にしまわれたのだった。
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