異世界に転生し具現化スキルで楽しく過ごす

みみっく

第1話 異世界に転生したらしい

前世で会社員をしていた20代後半で寝ていたら死んで転生してきた。


宿屋で目覚め何故か猫耳少女と薄い青紫髪の少女と寝ていた


少女達を起こさないようにベッドから出て宿屋にあった鏡を見ると俺は10代後半の姿になっている。


で、誰なんだこの少女達は…


考えても分かるわけがない。


だって転生したてだし


それにしても猫耳か…可愛いな


耳を触ったら起きちゃうかな?


おぉ、柔らかい。


薄い青紫髪の少女も寝顔が可愛い


なんだこの天国の状況は!!


中学生くらいか?


前世なら通報されてるな。


部屋を見渡すと剣とナイフがあった


冒険者ってやつ?賞金稼ぎ?ヤバイ仕事についてるのか?


何やらされるんだか恐いな


ってか、俺はそもそも強いのか?


俺はチート能力ってあるのか?


転生と言ったらチートでしょ!


アイテム収納は使えるみたいだな


目の前にアイテムの一覧スクリーンが出てきた


俺金持ちじゃん!貨幣価値わからないけど。


そこそこ持ってるっぽいよ。


アイテムスクリーンを見ているとステータス項目がありステータスを見てるとレベルなどが見れたがゲームとか殆どやった事が無かったため分からなかった。


レベルは分かる。うん。他が分からない、何?


レベルは30らしい、弱くない、俺。


特殊スキル イメージ具現化 スキルレベルMAX


効果 イメージした事を具現化させる事が出来る。


イメージを造形、具現化など


そのまんまやん。


薄い青紫髪の少女を起こしてみようか…色々聞きたいし


起こすついでにスキンシップで胸を触る。事故です


あまり胸無いな…小さいが、それも良い。


ブラしてないのか!この突起は…


こんなに触っても起きないんかい。


やっと起きたよ


薄い青紫髪少女「どうしたのです?」


「記憶が無いんだけど」


薄い青紫髪少女「何をふざけているのですか」


「マジで記憶ないんだけど」


薄い青紫髪少女「え?!ヤバイじゃないですか?!」


「自分の名前も覚えてない」


薄い青紫髪の少女「あなたはハル様です。そして私達はハル様の従者です」


「俺、従者がいるの?スゴイね。名前教えてくれる?」


薄い青紫髪の少女「私はサヤです。忘れないでくださいよ」


起き上がるとウエーブがかっかっているセミロングだ


サヤ「で、そっちで寝ているネコはミヤです」


「で、俺って何か技とかあるのか?」


サヤ「ハル様はイメージの具現化が得意でした。この剣もナイフも私達に作ってくれましたが戦闘は普通といったところでしょうか」


「俺は魔法ってつかえるの?」


サヤ「魔法は苦手ではありませんが、得意でもないですね。普通ですね」


今の話で考えると


イメージの具現化のチート能力があり前世の知識と合わせれば結構強くなれると思う。


俺には剣術も武術もほとんどないらしい


魔力は普通くらい魔力に頼ってると後半きつくなるな


そして考える…飛び道具でしょ!


良く切れ丈夫な剣作っても俺が使えないし!


弾で効果を切り替えって良いかも?


貫通弾、炸裂弾をメインに使って…


あとはサブに火炎弾、氷結弾ってのはどうだろう。


考えるのが好きな俺は色々と考え楽しくなるが・・・


「って、いうか何と戦うの?何してるの俺達」


サヤ「私達は冒険者ですよ、ホント覚えてないのですか?」


「冒険者か。剣とか武器があるって事は戦う相手は?」


サヤ「依頼によりますかね。盗賊、魔物ですかね」


「今は何か依頼受けてるの?」


サヤ「昨夜遅い時間に依頼が終わったので今日は冒険者ギルドに行って依頼完了の報告をして報酬を貰って今日の予定は終わりです」


「ネコは起こさなくて良いのか?」


サヤ「うるさいので起こさなくて良いです!」


「ネコの話も聞きたいしな」


胸を突っつく・・・ポヨンポヨンしてるな


こいつ胸あるな。巨乳ではないけど。


サヤ「な、な、何をしているのですか!?私のも触りました!?触ったんですか?!」


「え!?ダメだった?可愛かったからつい」


サヤ「可愛いって…わ、わ、私がですか?じゃなくて可愛いからって触ったらダメでしょ!」


「ごめんな。」


サヤ「今回は特別ですよ!次回はないですからね!」


「今回は触っても良いの?」


と、触る。


胸があまりないけど膨らみかけで良いものだ


サヤ「ち・が・い・ま・す!!何を堂々と触っているのですか!!」


「膨らみかけの感触が良いね!」


サヤ「感想を聞いているのではないのです!って、膨らみかけって言い方が失礼ですね!成長期ですから!!」


ミヤを普通に起こす


ミヤ「まだはやいっすよ・・・もう少し寝るっす。」


胸を突っつく


ミヤ「きゃ。」


「目が覚めたか?」


サヤ「はぁ…」


ミヤ「覚めたっす」


ミヤはブロンドのショートカットでサラサラだ


「サヤには言ったが俺は記憶がなくなっている。お前らの武器を教えてくれ」


ミヤ「記憶がないっすか?」


「ああ、ない」


サヤ「私は剣です。剣士です」


ミヤ「私は双剣とナイフっす。元はアサシンっす。」


「前衛ばっかりだな。大丈夫なのか?」


サヤ「ハル様が居るじゃないですか!」


「俺魔法は得意じゃないんじゃないの?」


サヤ「中級魔法しか習得していませんが魔力量はスゴイです」


「え!?そうなの?てっきり魔法はダメダメだと思ってた」


サヤ「なので問題なくやってこれています」


ミヤ「ハル様は治癒魔法も使えるっす」


「どっかで練習しとかないとな。」


ミヤ「ギルドの帰りに森に入ってみるっすか?」


「ああ、頼む」


準備をして宿を出てギルドの用事を済ませ森へ向かう


「ココは何が出るんだ?」


サヤ「ゴブリンやウルフですかね」


魔法の銃を創作する


装填はアイテム収納からオートで炸裂弾を選択


試しに木を撃つと木に大穴が空いて倒れる


サヤ、ミヤが呆然としている


サヤ「なんですか!?」


ミヤ「なんなんですか?!」


「魔法の武器を作ってみた」


サヤ「色々と作れるのは知っていましたが」


ミヤ「とんでもない物を作ったっすね。」


丁度、少数のウルフの群れが襲ってきた


5発中5匹に当たった使い心地は良い


命中精度も良い感じだ。


ウルフの群れが全滅した


サヤ「私、何にも出来なかった…」


ミヤ「私もっす。」


「じゃあ次、行くぞ。」


森の奥に進んでいくと他のパーティーが熊と戦っていた


苦戦している様だが…


「助けいります?」


男「ああ、頼めるか!」


「熊の頭が無くなっても良いか?」


男「問題ない」


炸裂弾を撃つと熊の頭が吹っ飛んだ


男「助かった!!感謝する。」


女「急に襲われちゃって苦戦してたのよ」


男「この辺でパーティーと待ち合わせしていたんだか皆揃う前に襲われてしまって手に負えなかった」


「助けになって良かった。もう宿に帰るか。」


サヤ「もうですか?」


ミヤ「帰るっす。ごはんっす」


宿に向かって歩きだす


「素材回収とか討伐証明とか肉とか、どうするんだ?」


サヤ「もちろん回収してますよ?ミヤが」


ミヤを見ると大きな革袋を担いでいた


ミヤ「後で宿で解体するっす。さっきの熊の素材と肉分けてもらうっすか?」


「もう、持てなくない?」


ミヤ「容量は少ないっすけど収納袋持ってるっす。でも、使っている間は魔力を量によって消費するんでキツイっす」


さっきの冒険者が


男「俺たちは何もしてないから全部持っていってくれ」


ミヤ「いいんすか?貰っちゃうっすよ」


と言い収納した。


「獲物を横取りしたみたいで悪い。ありがとな」


宿へ再び歩きだす


宿へ戻るとミヤがウルフと熊を解体し始めるが宿やの人から他でやってくれと苦情を言われたみたいでミヤが部屋に戻ってきた。


「普段はどうしてたんだ?」


ミヤ「普段はギルドの解体場か、宿やの庭を借りてるっすよ。でも、ギルドはいつも混んでるっすよ」


サヤ「解体しないで持っていっても大丈夫ですけど。値が落ちますし、素材、毛皮の値段があまり考慮されないので損しますね。ですから、高級な素材だけは回収しておきたいですね」


「じゃ、川に近いところに拠点でも作るか?」


サヤ「拠点ってテントですよね?魔獣や魔物に襲われるんじゃないですかね」


「結界魔法使えるみたいよ、俺」


サヤ「えっ?!そうなんですか!?でも、維持するのに魔力が・・・って、ハル様なら大丈夫ですね。」


ミヤ「いいかもっすね。解体場所気にしなくて良いのは」


サヤ「でも、地面で毎日寝るのは疲れとれないですよ」


「ベッド作れば良いんじゃないの?作れるし」


サヤ「そんな事も出来るのですね。スゴイです」


ミヤ「解体場とっても助かるっす」


サヤはニヤリと良からぬ事を考えてるようすだ


こいつ何をさせる気だよ!まったく


装備を脱ぎだし下着姿になりだす少女達


目の毒だ。Tシャツとハーフパンツを出す


「これを着ろよ。下着じゃ誰か来た時に困るだろ」


サヤ「心配してくれてありがとうです」


ミヤ「コレ動きやすくて良いっすね」


部屋着はこれで良いけど、寝る時もこれじゃつまらない


俺好みのパジャマを出して着せるか。


「寝る時はこれを着ろよ」


パステル色の前をボタンで止めるタイプのパジャマである


前世では一般的なパジャマである。エロくはないが彼女なし妹なしだったので見る機会がなかったので俺の憧れである。


ただの俺の趣味である。


サヤ「何ですかコレ。かわいいです!」


ミヤ「良く分からないですけど、かわいいっす」


俺の好みも受け入れられ一安心だ


そう言えば、こいつらの戦い方をしらないな


「お前らの戦い方を覚えてないんだけど」


サヤ「まんまの説明ですが私が前衛で敵をブロックしてミヤが隙を見つけ止めを刺すか攻撃を仕掛けます。ミヤも前衛の近接戦でブロックは出来ません。ハル様は魔法で後方から援護で魔法攻撃、治癒魔法で回復担当です前まではですが」


後方支援か・・・気を付けないと仲間を攻撃しそうだな。


団体競技みたいに指示を出した方が良いな。


後ろに居るんだから状況の把握する事を意識して戦ってみるか・・・上手く指示を出せれば良いんだけど。


「次回から俺が指示を出すから指示を聞けよ。聞かなかったら俺の魔法が当たるぞ」


サヤ「はい。指示をお願いします。当てないでくださいよ!指示聞きますから!さっきの当たったら死にますから」


ミヤ「了解っす。死にたくないので、ちゃんと聞くっすから当てないで欲しいっす!!」


正直さっきの魔法の銃は微妙だと思う


威力は申し分ないが。威力の調整が出来ない、弾を作っておかないといけないのとかさばる。


さっそく明日、昨日の場所で開発しよう


宿の1階で食事をとっていると、さっき熊に襲われていたパーティが声を掛けてきた。


男「さっきは助かったよ。君たちは強いからダンジョンとかにも行くのかい?」


「いや。まだ行った事ないんだよな。自信ないし。今知ったし」


男「ダンジョンを知らないのか?」


サヤ「あ、この方は記憶を無くしてしまって」


男「そうだったのか。気の毒に」


「大丈夫だ。こいつらに助けられて問題はないさ」


男「ダンジョンのモンスターは強いがその分素材が高く売れる、他の冒険者が倒された時に所持していた武器や防具が手に入るが、相当、奥に行かないと手には入らないがな。私達はダンジョンに入って力の差を感じて、すぐに諦めたが」


「そうか。自信が出来たら行ってみる。情報ありがとな!」


男「みんな知っている事だ。では、失礼する。」


食事を食べ終わり部屋に戻る


「ダンジョンなんてあるのな」


サヤ「ダンジョンに行くなら色々と準備をしませんと。食料に回復薬とか。戦術も考えないと危ないです。爆発系など自殺行為ですし、ガス系、火系魔法ダメです窒息してしまいます。」


「なるほどね。面倒だな。俺は遠慮しとくわ」


ミヤ「ダンジョンは嫌いっす。狭いし、食事が不味いっす」


「まぁ今、行く必要性がないな。」


サヤ「お金の方は大丈夫なのですか?」


「あぁ問題ないな」


サヤ「でしたら、わざわざ危険なダンジョンに行かなくてもいいですね。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る