第6話


私たちは、ノルトの執務室から出て、2階から降りてギルドのフロアへと足を運んでいた。


そこにはノルトがいてギルド職員やら冒険者達の面々に、先程一緒にいたレオ達がこちらを見て少し恐縮したような感じで見てくる。


きっとアレはアキネら辺から聞いたのだろう、それとなくアキネは私たちの事を聞いているから最初に伝えているはずだ。そして私たちがギルド内にいる何チームかの集まりを作っている、ノルトの所に私たちが向かうと、それに気づいたノルトが手招きをしてくる。


「エレイル殿、オリビエ殿先程の事で、今集まれるのはこのパーティと、あとここの領主様にも一応だが、連絡されてもらった。

それでなんだが貴方達の事はこのギルドの職員とここにいる三パーティのみに留めている。」


「それはありがとうございます。それで皆さんがこの編成の中で1番高ランクのパーティ達ということですか?」


そう言うとリーダーらしき人達が3人前に出てくる。


「初めまして、お二人さん俺はAAランク冒険者『紅き咆哮』のリーダーでロディックだ、会えて嬉しいよ。」


「初めまして私は、AAランク冒険者で、『銀月』のリーダーをしているメアリアよ、あの『氷の魔女』様に会えて嬉しいわ、宜しくね。」


「俺たち×3は!このローダー領の正義の味方!!人呼んでぇぇ!!『シャイニングヘッド』だ!!そしてこの俺がパーティのリーダーでスキンヘッダーだ夜露死苦ヨロシク。!!」


そう自己紹介してくる面々は少し変わった雰囲気の人達〖最後のは割愛〗が私たちに挨拶をしてくるそれに私たちもそれに応えるように挨拶をする。


「皆さん、緊急事に集まってくれてありがとうございます。私はノルトさんから説明はされていと思いますが、簡単に自己紹介をさせてもらいます。」


「先程、メアリアさんが言ったように『氷の魔女』と呼ばれている、魔法使いのエレイルです。私も微力ながら皆さんのお手伝いをする為に、参りましたよろしくお願いしますね。」


そう言って私の自己紹介を済ませた後に、オリビエが前に出てきて、自己紹介を始める。


「はじめまして皆様、私は今第の聖女を務めています、オリビエと言います。エレイルとは、勇者パーティの別働隊として一緒行動を共にしております。」


そう言って、綺麗なお辞儀をするオリビエは、はたから見たら完璧な聖女様なんだけども、私に対してのあの言動が無ければ、色々と接しやすいのにと、そんなことを私は考えてしまっていた。



◆◇◆◇◆



そして顔合わせ早々に、私たちはノルトの指示によって行動を開始する。


作戦と言っても、単純な話で、町を守る組と元凶の所に言ってそれを叩き潰すと言うシンプルな戦法だ、そして町を守る側は『赤の咆哮』と『シャイニングヘッド』が担い、私たちと『銀月』が、元凶潰しに行くことが決まった。


そう行動を取ろうと私たちや町の衛兵や騎士が町で行動していた時だった。

ドドドドッ!と地響きがなる、もはや見計らったかのように、魔物の群れが、押し寄せてくる。


そこにはウルフにグリズリー、ミノタウロスも2~3体程いた、やはり森の中にあるダンジョンだから、魔物も動物のようなのが多い、そして始まるスタンピードそれに合わせて備えていた、ローダー領の騎士や衛兵は活気づく。


『皆心して備えよ!!この我々の町を全力で守るのだ!!』


『オオォォォッ!!× etc...』


そうして、私たちと『銀月』のメンバー達は町を後にして溢れている魔物がいる所へと向かう


「では、『銀月』の皆さんは手筈通りにお願いしますね」


「ええ、任せてください、あんな獣風情なんて事ないですからね、皆行くわよ!!」


「はい!!×3」


そう言って凄まじい速さで、『銀月』のリーダーであるメアリアさんは、レイピアを片手に魔法と剣撃を合わせた技を繰り広げる。


ほかの面々も、リーダーよりかは遅いが太刀筋から、何度も死線をくぐり抜けてきた戦いぶりで、見ていて爽快だった。


そして私はと言うと、オリビエを抱えて空へと飛んでいた。私の察知魔法とオリビエの聖魔法で強化した状態で、私は新たな魔法を使う。


前世では、それなりにアニメや漫画を嗜んでいた、オタクとまでは行かないが色々なジャンルを読んでいて、私の一番のお気に入りである主人公が忍者の物語で、そのライバルキャラが使っていた眼を私は再現する。


この世界にきてあらゆる魔法の事を、調べ尽くし、そんな魔法がないことを知って、練習に励んだその魔法代償やリスクなどないけど威力や効果は劣化でも、叶えたかった魔法『天照の瞳』効果は少し異なるが万華鏡のような六芒星が瞳に宿り、私の瞳に映る敵を真っ黒な焔が魔物たちの全身を覆う。


それを見ていたオリビエは、私に対して思う所があるもののその光景を見るのも驚くことなく魔物を哀れるように眺めていた。


でもこの魔法を代償無しで使える事はちょっと嬉しい!私が指定した対象にしかこの焔は映らないし、範囲は視界に映るもの全てだが、これ程のものを使うとちょっと悪役っぽいから、ちょっと控えないとね。


そして私は要約感じ取れる存在、魔物と似てそう出ない気配の存在、今回の元凶の魔族オルトを私は発見するのだった。




◆◇◆◇◆


〈あとがき〉


残り2話程で、この話の決着となりますのでちょっと話を長くするので遅くなります。


更新予定としてはすみませんが21~22日のどちらかにあげたいと思っております。

すまないね(」・ω・)


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