【第三部開幕】やっとの思いで勇者パーティから追放された私ですが、何故か聖女がついてくる!?
四季想歌
第一章 追放編
第1話
「お前のような、女を入れてしまったことを今では後悔しているよ、だからもうこのパーティから出ていってくれ。」
「はい、分かりました。」
そうして私は酒場をでて行き自由をかみ締めながらつぶやく
「ふぅ〜無能のフリも疲れた〜」
「そうなのですね、私としては行幸です♡」
そんな事を、言った矢先に後ろから聞きなれた声が聞こえて私は振り返る。
そしてそこには、私を誘った彼女、聖女のオリビエが立っていた。
◇◆◇◆
◇◆
◇
過去編〈sideエレイル〉
私、エレイルは表なことから異世界に転生した。
田舎の町の領主の娘に生まれた私は少し驚いたけど、母親は穏やかな人で、父親も例に漏れず優しい人だった。
そんな優しさに触れて
私が物心着く頃には、過去の記憶で私が何をしていたとかはもう覚えていたいだけど、この世界にない知識を持って産ませた為か、村や両親達は私が手伝いと評してみなが知りえない事を口走ったせいか、皆から神童扱い。
少しやり過ぎたかなとは思ったけど、皆が笑顔でいてくれるならそれはそれで嬉しかったから少しだけ自重して、私の村が豊かになればいいと思った。
そしてある日、私が14歳の誕生日を迎えた時に、魔物の群れが私たちの村を襲ってきたのだ。
私は、為す術ないのかと思っていたが、この世界には魔法というものが存在していたと思って私は、過去の現代知識を使って、氷魔法をイメージして使ってみたら、かなりの威力を足してしまって、魔物たちを氷漬けにして一掃してしまった。
私はこんな事をしてしまって、もしかしたら皆に帯びえさせてしまったかもと思って少しネガティブになる。
でも、両親やこの町の皆は、私を〖救世主〗やら〖守り神〗やらといつもと変わらない優しさで迎えてくれた。
両親は、私を心配してか、もしくは私が不安になったからなのかは分からないけど、こう告げてくれた。
『私たちはエレを心から愛さしているよ。』
『どんな力があっても私たちにとってあなたはかけがえのない私たち娘で宝物だからね』
そう言って私を抱きしめてくれる存在に私は思わず大泣きをしてしまう。
後から恥ずかしくなったけど、私はこの町が好きだから絶対に離れないと思っていた。
そして月日は流れて、あれから1年たって15歳になって成人を迎えた。
そんな時に現れたのは、まさかの勇者パーティで、私は町のかなだけに留まらず、私の国の貴族やその周辺の人達にも認知されていたそうで、私を勇者御一行のメンバーに迎えたいらしい。
そんな勇者パーティだが、勇者は言わずもがな金髪碧眼で如何にも、勇者様という見た目で、その隣には、協会の偉い役職の人が着るような白に金の刺繍が施された服装の女性に、後ろは異世界でよく見るようなくっ殺をしそうな見た目の女騎士に、ちょっとロリが目立つ小柄な女性が1人と私を見つめる。
(これはよくあるあれかな?異世界に転生して魔王を倒すお手伝いをするという流れかな?でも私はそんな面倒なことしたくないし、何よりこの町から出たくないよ。)
そう思っていたら、勇者様より先に、純白の服を纏ったなんとも神々しい協会のシスター?が私の手を掴んで見つめながら話す
「私もあなたが入ってくれると嬉しいです。」
そう言って上目遣いで、私を見つめてくるその少女に私はなんとも言えない気持ちになる。
でも私はこの町の領主の娘だから、と答えたら私の両親に合わせてくれと頼まれて、私は根負けして連れていった。
それからあった両親は、驚いて喜んで、すぐさまOKを出してしまった。
勇者や聖女が私を凄くおだてたりして私はタジタジだったけど、私はさらなる根負けして、両親も、別れを惜しんでいたけど、まぁこれも運命なのだろうと諦めた。
そして出発してある程度勇者パーティでの生活になれた3ヶ月で大きな変化があった。
私の前では、以前として立ち居振る舞いは、勿論のこと、村や救った所でも勇者と思えるの行動をしていた。
だけど、私は見てしまったのだ、あの勇者の化けの皮を、それは────
『おら!もっと腰を触れよ!!』
『あん♡ごめんなさいご主人様!!』
『お前もこい!!』
『ああ、そ、そこはぁ!』
狭い村で初めて知ってしまったことだが、勇者とその仲間である女騎士とロリっ子美少女の拳闘士が、爛れた関係だったのだ。
薄々はなんとなくだけど、気付いていたけど目を逸らしていた。私を誘うような目をするなろう系主人公勇者的な立ち居振る舞いをしていたけど、そんな目ではなかったのは、私が人一倍今までの経験上から、人の視線に敏感でそれなりに魔法やその察知能力を磨いたお陰もあるけど、いつもねっとりするような目線をしてきたから、私はそれ以来少し距離をとることにした。
そしてそのせいなのか、ここ最近約あの出来事から2ヶ月で、聖女であるオリビエと私は少し仲良くなっていた。
強い敵を薙ぎ払う勇者や女騎士、サポートとするけど、以前よりも魔法の威力を落として戦う私、サイクロプスやらアラクネでは苦戦を強いられた。だけどそれは演技で、私なら簡単に倒せると思える程、何で手こずるのかな?
と思うことが多々あった、あれでも勇者なのに手こずるのかと思えるほどにはこの4ヶ月で、大体のみなの戦闘能力を把握出来た。
女騎士と剣闘士は大体同じくらいで、勇者がその一つか二つ上、そして聖女なのだが、力を隠してるのかそれとも本当にそれ程なのか検討が付かない。
言ってしまえば、”異常”と言っていいほど力の淀みを感じない程に精錬されているのだ、私は断言してもいい程に聖女は勇者と同等かそれ以上だと思っている。
そして、最近は私にべったりで隙あれば太ももや体を触ってくる始末、それに好意がすごくわかりやすいなる聖女に私は翻弄されながらも、頑張って耐えている。
そしてそんなことをしていた時に、ついにこのパーティーにはいって半年という月日が流れた。
私は勇者の誘いを断りながら聖女のその翻弄にも屈せずに耐えて、ここまで来た。
そして、拠点としていた酒場で私は勇者にこう宣言される。
お前のような、女を入れてしまったことを今では後悔しているよ、だからもうこのパーティから出ていってくれ。」
「はい、分かりました。」
そうして私は酒場をでて行き自由をかみ締めながらつぶやく。
「ふぅ〜無能のフリも疲れた〜」
「そうなのですね、私としては行幸です♡」
そう言って周りに誰も居なかったと思ったら何故か後ろには、私を誘った聖女がいて、その彼女な私の体を舐め回す様に、色っぽい眼差しで見つめてくる。
私はこの半年で、大体の事は把握出来ていたそれは、この聖女は・・・ガチ百合で隙あれば私の体に触る肉食系ガチレズの百合っ子聖女だったのだ。
それを知ってしまってからも私は変わらずに接していたのがあだとなる。
そして、追放された私と、勇者パーティを抜け出して私を追いかけてきた百合っ子な聖女様とのちょっとセイシティブな冒険と私の愛する町への帰還物語が始まる。
◆◇◆◇◆◇◆
〈あとがき〉
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