一部完結に際してのあとがきのような短編のようなもの。

 こんにちは、こんばんは、おはようございます、せせら木です。


 今日の更新分をもちまして、本作【クラス一のクール美少女が放課後の教室でこっそりAV鑑賞してるところ見たら詰んだ】の連載が終了しました。


 第一話の投稿日が2023年の8月5日(間違えてなければ)なので、おおよそ半年間の連載だった計算になります。


 いやぁ、長かった。長かったけど、何よりここまで長引かせるつもりは本来なかった(汗)


 原因は並行して公募用の原稿を進めてたからですが、それも今書いてる年度末締め切りのものを仕上げたら、またいったんはカクヨムの方に集中していきたいと思ってます。カクヨムで書いたものをネットの小説賞に投げられたりしますしね。


 で、完結した本作に対してですが、一番は『ある程度好き勝手やれたなぁ』って思いがあります。


 ワンアイディアのような序盤から始まり、この物語をどう締めくくるか、日々頭を悩ませてたのですが、個人的には、あまり嫌な奴を描きたくなかった。


 嫌な奴を描きたくなければどうするか。そうだ、女の子を恋のライバル(?)にしよう! という結果に。


 そのせいで冴島さんには少し悲しい思いをさせてしまいましたが、名和くんに専属癒し担当をしてもらえることになりましたし、それはそれでよかったんじゃないかと思ってます。


 ……でも、その癒し担当も度が過ぎ始めると今度は月森さんが嫉妬の炎をメラメラ燃やす結果になるんですが……。


 いやはや、どうしたものか。その様子をすごく描きたい。けど、描き始めたら新作の更新ががが、、、




「……だったら、公募の原稿なんて書くの止めちゃえばいいんじゃないの?」




 ……。


 なんか今、どこからか声がした気がしますが、たぶん気のせいですね。空耳かな? うん。きっとそうに決まってる。


 まあ、とにもかくにも、名和くんは幸せを掴むことができたわけですが、これからも苦労が絶えなさそうだな、というのが一つ思うところですね。


 期末テストが終われば、次は夏休みがあって、夏休みといえば、夏祭りがある。それらもすべて終われば、次は深まっていく秋と共にやって来る文化祭。クリスマス、年末年始、バレンタイン、そして卒業式、と。目白押しなイベントのたびに、彼は月森さんと冴島さん。それからまだ見ぬヒロインたちとの間に生まれる摩擦や悩みに直面し、苦悩してそれらを乗り越えていくんだと思います。


 そんな関係も、すべては月森さんが放課後にエッチな動画を一人で観てたところから始まった。


 そして、それを名和くんが発見したからストーリーとなっていった。月森さんと冴島さんの関係にも、ひと段落付けられるようになった。


 名和くん。


 大変だろうけど、これからも色々と頑張っていただきたい。


 せせら木は、君と、君の周りの女の子たちが幸福になっていくのを心の底から願ってるよ。ファイティン!




「……なーんて、絵に描いたような素晴らしいコメント残してるけどさ。君、ほんとはアタシたちのこと描き始めた理由も、ついつい読んじゃったNTR系の同人誌に心やられて、それで癒しを求めた結果だったんだよね? せせら木さん」


 ……………………ん?


「冴島さん、それ正解です。この人、言ってましたから。『一人で気持ちよくなろうとしてただけなのに、あんなどぎついNTRだとは思ってなかった! テロと一緒だ! 人の心無いんか! 悪魔め!』って」


「それで、私たちのこと描きながら癒されてたんだけど、年の瀬にもっとすごいNTR系の同人誌に遭遇して、仕事中も業務が手に付かないくらい脳破壊されちゃったんだよね。その同人誌のシーンが頭に思い浮かぶたび、変な汗が出たり、心拍数が上がったりして、PTSDみたいになったとか」


 ちょ、ちょっと待って君たち!? え!? な、何!? なんでここにいるの!? ここ、せせら木のあとがきだよ!? 来ていい場所じゃないんだけど!?


「そんなこと言ったって、話の最中にご丁寧に【作者コメ】なんて書き出して言ってたじゃん。『最後のあとがき部分で鬱状態にされたNTR同人誌について語らせてください。お願いします。語らないと死んじゃいそうなんです。誰かこの苦しみをわかって。お願い、ママ。ぐすん』って。そんなの見たら、アタシたちだって見過ごせないよ。三人で来ちゃった」


 来ちゃった、じゃないよ絵里奈ちゃん!? てか、泣き言もそこまで言ってないし!


「まあまあ。せせら木さんの心情的に似たような状態だったわけですし、いいじゃないですか。あ、あとがき部分に来てまで申し訳ないんですが、誰が話してるのかわかりづらいんで、セリフに名前表示させてもらってもいいですか?」


 そ、それはいいけどさ、名和くん……。


雪妃:「あ~。あ……! すごい。カッコの前に名前が付いてる。さすがせせら木さんだ。仕事が早い」


 まあ、これくらいならね……。


絵里奈:「NTR本を読んで立ち直るのはすっごく遅いんだけどね~(笑)」


 やめてください。ほんと。正直に言うと、まだ心の傷ちゃんと癒えてないんで。年の瀬に読んだやつの分。


雪妃:「でも、どうしてそんな心の傷負っちゃうのに、読んだりするの? 普通、そうなることがわかってたら読まないと思うんだけど」


聡里:「月森さん、これに関しては自分が説明します。要するに、からいものが好きってのに似てるんですよ」


雪妃:「からいもの?」


聡里:「ほら、からいものを食べたら、口の中が痛くなって、どうしようもなくなりますよね? でも、からいもの好きな人は、それが良くて食べてる。あるいは、水を飲んできつさを中和してでも食べたりするんです。痛みとか、苦しみが、一種のおいしさ、つまるところ快感につながる。だから、NTRモノが好きな人も、そのやるせなさや悲しみがいいって風になるんですね。あまり理解できないんですが」


絵里奈:「そうなの? せせら木さん? 名和くんがご丁寧に説明してくれたけど」


 ……そういった節はあると思うよね。実際せせら木、からいもの好きだし。


雪妃:「ドMなの?」


 そういった気はあるのかと……。うぅぅ……。


絵里奈:「なるほどねー。じゃあ、わかったよせせら木さん。明日からアタシが学校帰りに毎日踏んであげる。靴は脱いでた方がいい?」


 いや、そういうハードなのは勘弁。踏まれて気持ちよくなる癖は持ち合わせてないんで。


絵里奈:「え。そうなんだ。せっかく最近ハイヒールのもの買ったのにな~」


 ごめんなさい。やっぱ踏んでもらっていいですか? ハイヒールの靴で踏まれるのならちょっとお願いしたい。


絵里奈:「きゃはっ(笑) どっちなのよ~(笑) 爆笑なんですけど(笑)」


 自分、ハイヒールには目が無くて……。


絵里奈:「あはははははっ! 何それ~(笑)(笑)(笑) きもぉ~(笑)(笑)(笑)」


聡里:「ごほんっ。まあ、話を戻しますけど。結局、せせら木さんはどういった系統のNTRを読んで脳破壊されたんですか? NTRって言っても色々種類はあると思うんですが」


 うーん。いわゆる因習モノ? 田舎に住んでる幼馴染の男女がいるんだけど、二人が村の狂った風習に翻弄されていく物語なんだ。


雪妃:「狂った風習って?」


 具体的に言えば、村の中で一人の女の子が選ばれて、その子は五人の子どもを孕むまで村中の男たちと●●●●し続けなきゃいけない。でも、その間はお金をたんまりもらって、いいものを食べさせてもらえて、いい家をあてがってもらって、生まれる子どものお世話までしてもらって、とにかくお姫様みたいに至れり尽くせりしてもらえるんだ。そういう役割が存在する村が舞台でさ。


絵里奈:「うげー。何それ。なんか風俗嬢とか、パパ活女子とかに似てない? ああいう人たちもいいもの買ってもらえたりするんだよね?」


 よく知らないけど、買ってもらえるみたいだね。あと、そういうのと似てると言えば似てると思う。


聡里:「でも、どこか違う点が?」


 なんというか、その役割に任命された女の子をさ、村全体が女神みたいに扱ってるんだ。男の人はもちろん、女の人も。


聡里:「ふむふむ」


 現代でパパ活女子とかって言えば、『やってる人は程度の低い人』、『やるべきじゃないもの』って風潮があるじゃん? でも、この役割に任命された女の子は、皆から正義として認められる存在になる。『あの子は女神様に就任された』とか、『丁重に扱え』とか、とにかく祀り上げられるんだ。実際は男たちからすれば、都合のいい性処理係なのにね。どこか宗教じみた怖さがあるんだよ。間違いなのに、それが正しいとされてる狂ったところとか。


雪妃:「それで、その幼馴染の二人はどうやって翻弄されていくの? まさか、その女の子が選ばれちゃったり……とか?」


 まさしくそういうこと。正式に恋人ってわけじゃないけど、男の子側が告白すれば付き合える関係なのに、その女の子が前任者の女神様に代わって選ばれてしまったんだよ。


絵里奈:「はぁ? でも、そんなの普通断るよね?」


 断る。選ばれた旨を伝えに来た村長に対して、彼女もきっぱりと断るんだ。『自分には好きな人がいるので』って。


雪妃:「なら、それでよかったんじゃないの? 拒否権が無いとか、そんなこと……」


 無かったんだ。家にまで招かれた村長に対し、彼女の両親はごちそうを振る舞って、女神就任を祝ってる。その女の子も、『今の時代、そんな風習SNSに晒せば一発で犯罪認定される』なんて言って脅しをかけるんだけど、彼女の父親が食べ物に催眠薬を混ぜて、女の子は眠りに落ちる。で、起きたら自分は裸になってて、目の前には同じく裸の村長が。つまり、ここで初めてを奪われるんだ。幼馴染の男の子のために取ってた、初めてを。


聡里:「えげつないですね……」


 そのシーンの描写とかも本当にえげつない。というより、気持ち悪い。思い出しただけでも寒気がするレベル。けど、同時に心理描写とか、村長のセリフの気持ち悪さとか、妙にリアルな感じで作者さんの腕が凄まじいんだよ。たぶん、もうこの人の作品は一切読まないけど、技量はすごい。せせら木も純愛方面で見習いたいってレベルのものだった。


絵里奈:「へぇ~。すごいのはすごいんだ。せせら木さん、さっきアタシのハイヒール姿想像して興奮してる時に比べて、めっちゃ真剣な顔になってる」


 ……(汗) まあ、実際ほんとすごかったよ。ぜっっっっっっっっったいにこの人の作品、もう読まないけど。危険物レベルだから。読んだら私生活に支障きたすし。


絵里奈:「顔が真剣なのほんとに笑う(笑) いいよ、アタシのとこおいで? ナデナデしたげる」


 ……………………スゥー。(そっと近寄る)


絵里奈:「あはっ(笑) はい、いい子いい子。辛かったねぇ。怖い同人誌読んでつらいつらいだったねぇ~。よしよし」


 うぁぁ……ばぶぅ(涙)


聡里:「あの……唐突に幼児退行するの止めてもらっていいですか? 自分たちの話描いてた人が目の前でバブバブ言い始めるとか、想像以上にきついんで……」


雪妃:「名和くん。私もしてあげる。はい。来て?」


聡里:「え、えぇ……お、俺は別に……」


雪妃:「ヤ……? 私にナデナデされるの……」


聡里:「ヤじゃないです。失礼します」


 とまあ、聡里くん。男二人で可愛い女の子にナデナデされながら話を戻すけど、女神様に選ばれてしまった女の子は、自分の純潔を奪われる際、村長に噛みつくほど嫌がってたってのに、そのまま仕方なく、というか、どうしようもなく幼馴染以外の男を許してしまった。最低で、もうどうにでもなれっていう気持ちで。


聡里:「俺がその幼馴染の男の子なら、間違いなく村長●してますよ。てか、その子の両親も両親だ。何で自分の娘を献上して……意味わかんないですよ」


 それが村の風習ゆえなんだ。女神様として選ばれるのは光栄なこと。幸せになれること。恐ろしいもんだよ。実態はただの性処理係。しかも、ゴム無しで五人孕まさせられるって。


聡里:「なんか、その同人誌読んでないのに、話聞くだけで胸糞感すごいです。それで、女神に選ばれたっていう女の子は自殺したりとか?」


 自殺はしてないよ。現実だったらその線も全然あるし、悲劇として捉えられそうだけど、残念ながらその子も村で育った人間の一人だった。村長にヤられてしまった際、絶望した幼馴染の男の子に反射的に拒絶され、涙を流すんだけど、それでもうヤケクソ。女神就任の儀式(乱交)前に、色々な性技を村の男たちから仕込まれまくり、経験人数も村長一人だったのが、五人、十人と増え、三十人ほどに達し、価値観も変わっていってしまうんだ。一人(幼馴染の男からの愛)のモノもいいけど、大勢(村の男たちからの愛)のモノを受け入れるのも悪いことじゃないのではないかってね。その大勢の愛ってのが偽物で、ただの空虚な欲望だってことに気付かず。


雪妃:「なんか……前に名和くんから貸してもらったエロゲにもそういう描写ありました。あんまり理解できなかったんですけど」


 エロゲとか、エロ同人ではありがちだよね。快楽堕ちって言うんだけど。


聡里:「なんていうか、エロ同人らしいエロ同人って表現が正しいのかはわからないですけど、カタルシスを全面に感じさせるストーリー重視の作品にそれを持ってこられると、ほんと心にクるんですよね。俺、それでNTR系が無理になったんですよ。脳破壊される前に逃げたっていうか」


 イラストとかでゴリゴリのエロを表現するモノなら、むしろバッチコイでオカズにさせていただくんだけどなぁ。わかるよ、名和くん。ストーリー重視に快楽堕ちはほんときつい。やめて欲しいよね。まあ、そんなの無理なのもわかってるんだけどさ。


絵里奈:「なんか、そういうエロ同人誌でも、熱く語れる人は語れちゃうんだねぇ。もっと気楽に摂取してるものかと思ってた。スナック感覚? みたいに」


 創作物だったら、何でも真剣に捉えてしまうのがクリエイターってものさ。どんなものからも、得られる要素は必ずある。それを逃したくないんだよね。


絵里奈:「でも、それで傷付いちゃったら元も子もないじゃん? 普通に心配になるし。なんだかんだ言ってさ~」


 何、絵里奈ちゃん? もしかして、せせら木のこと心配してくれてるの?


絵里奈:「えっ!? べ、別にぃ? 心配まではしてないけど、何だかなぁ~って。リアルの女の子だったら、こんな快楽堕ちとか絶対ないよ。自分の育った村だとしても、幼馴染の男の子と一緒に駆け落ちしてると思うし、何なら究極早い段階でSNSに投稿してると思うし? 村の実態とか」


 確かにね。そこはご都合主義的なところもあるのかもしれない。最終的にこの女の子は村の男たちにヤラれまくって、女神になった自分を受け入れるからね。こんなことになっても、主人公のことだけは好きだよって思いを抱きながら。


絵里奈:「はぁ? 訳わかんない。意味不明じゃん。いくら何でも自分勝手すぎだし」


 一応だけど、男の子からも提案されたんだよ? 村を出よう。村を出て、一緒になろうって。でも、それをこの子は断ったんだ。さっきせせら木が言ってた、『大勢からもらえる愛もすてきなんじゃない?』みたいに言ってさ。男の子へ、『君は最後まで好きって言ってくれなかったし』なんてことも言ってたな。


絵里奈:「好きって言ってくれなかったって、何? 男の子から好きって言ってもらえなかっただけでそこまで堕ちたってこと?」


 そうなる。これにはせせら木もため息が出たよね。好きとは言葉にしてないけど、随所に告白とも取れるような行動や発言を男の子はしてたんだ。一緒に村を出ようってのも、充分告白に値すると思う。けれど、それでも彼女からしてみれば足らなかったらしい。なんかもう……呆れたよ。


聡里:「まあ、そこはエロ同人誌的な展開にするためってことなんでしょうけどね……。それ以前のシーンでカタルシス感じさせまくってくれてるせいで、余計に胸が痛くなる。現実的な描写と、非現実的な描写を上手いこと使い分けてるなって、すごく思います。ほんと……」


 そうなんだよ……。意図的にそれをしてるかどうかはわからないけど、確かに上手いんだよね……。二度とこの人の作品は読まないけど(n回目)


雪妃:「けど……せせら木さん。安心して? さっき絵里奈が言ってた通り、リアルの女の子は絶対にそんなことならないから。赤ちゃんなんて……大切な人と以外なんて、死んでもあり得ないし」


 ありがとう、雪妃ちゃん。でも、そうだよね。最終話で雪妃ちゃん、しっかり聡里くんとそういう話してたもんね。二人以上……いや、五人かな。……はっ!


雪妃:「や、やめてよ……! そ、それはもう……今思い出させないで……! せ、セクハラだし……」


聡里:「月森さん、ダメだ。今、この人にその言葉は届いてない」


絵里奈:「バッカだなぁ~。自分で自分の傷えぐってるの。子どもが五人だって。その同人誌と同じじゃん、とか思ってんの」


 ……あ……あ…………あぁぁっ……!(涙ダバー)


絵里奈:「はいはい。大丈夫、大丈夫。せせら木さんが辛かったら、いつでもアタシが傍にいるからね~」


 えぐっ……ぐすっ……うぁぁぁ……! 絵里奈ちゃん……絵里奈ちゃん……しゅきぃ……ママァ!


聡里:「だからやめなさいって……そうやって幼児退行するの……」


絵里奈:「あはは。まったくだねぇ、ほんと」


聡里:「おぞまし過ぎですよ。俺たち何見せられてんだ……はぁ……」


 おぞましいとか言わないでくれ、聡里くん。君だってどっちかというと絵里奈ちゃんから雪妃ちゃんを寝取った側なんだぞ? わかってるのかね? ん?


聡里:「いきなり真顔になって変なこと言わないでください! べ、別に寝取ったわけでもないし!」


絵里奈:「えぇーん! そうだよー! アタシ、名和くんに雪妃寝取られたー!」


聡里:「冴島さんまで何言ってんですか! ね、寝取ったわけじゃないし! そ、そもそも別に冴島さんは月森さんと付き合ってもなかったんだから!」


絵里奈:「せせら木さぁぁん! 名和くんが正論言ってくるぅ! 事実改編で雪妃にセクハラしてフラれるシナリオ作ってぇ!」


 よし、任せて! えーっと、最終話が42話だから、完結とはいかずに、43話更新。タイトルは『名和聡里フラれる』と。


聡里:「うぉぉぉい! ちょっと待てクソ作者! 何しようとしてる!? 変なことするのはやめれぇぇぇぇぇ!」


雪妃:「そそそ、そうですよぉぉぉ! やめてっ! 名和くんはセクハラとかしないからぁぁぁ!」


 まあ、嘘だって。そんなことしないから。ぶっちゃけ43話目更新しようかは割と本気で悩んでんだけど。


聡里:「その辺は好きにしてください。せせら木さんが描かなくたって、俺たちの青春は続いてくんですから」


 まあ、そりゃそうだけどさー。うーん。どうしようかな。このあとがきの末尾で聞いてみようか。続編希望かどうか。


聡里:「どうぞお好きに」


雪妃:「それにしても、せせら木さん?」


 ん? 雪妃ちゃん、どうかした?


雪妃:「せせら木さんって、絵里奈のこと好きなんですか?」


 ……へ!?


絵里奈:「ちょっ、ゆ、雪妃!?」


雪妃:「だって、さっきからずっと絵里奈の味方っぽいし、ベタベタしてるし、読者さんからいただいたコメントの返信にも『冴島さん好きなんで』とか書いてませんでしたっけ? 私、チラッと見たんですけど」


 な、なぜそこまで君が!?


絵里奈:「……そ、それはアタシも知ってるけど……」


 いや、知ってるの!? う、嘘だよね!?


絵里奈:「け、けど、雪妃! 聞いて!? アタシが好きなのはそもそも女の子だし、こんな一銭も稼げてない冴えないアマチュア作家なんか全然好きでも何でもないから! ほんとだよ!?」


聡里:「……の割には、絶対離さないとでも言わんくらいせせら木さんのこと抱きしめてるように見えますが?」


絵里奈:「はっ……!」


 ふごっ!(地面に投げ捨てられる冴えないアマチュア作家)


絵里奈:「と、とにかく、せせら木さんのことなんて何とも思ってない! 絶対、絶対、ぜーったい!」


 ……へへへ。


絵里奈:「な、何ニヤニヤしてるの? き、気持ち悪いんだけど……?」


 普段はさっぱりしてるのに、デレた時は余裕無くなるギャルちゃん萌え……。


絵里奈:「で、でで、デレてないからぁ! バカぁ!」














 ――てなわけで。



 続編については描きたい欲割とありますし、希望多数なら描こうかと考えてます! なので、よろしければぜひともコメントしていただければと思います! ではでは、せせら木でした!

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