歌うたい 歌詠えれば 詠えども 歌詠わずとも 歌は唄う


私はうた


あるがままを

あるがままに


目に触れたもの

手に触れるもの

鼻をくすぐり

耳を


言葉となって

魂を持てば

ただその形ごとすくってうた



私はうた


あるがままを

あるがままに


言葉を重ねて

描いた世界に

感情で色

音でくるんで


音楽となって

魂込めれば

見えない絆がつむがれうた



残されたもの

のこされたもの



その歌い手は私でなくとも

誰かがうたう事を望めば

誰かがうたい届けと願えば

歌はこれからもうたい続ける


まるで自らが魂を持つように

歌はうた

歌をうた

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