53.千早ちゃんの評判に深刻なエラー ☆

【作者】

 氷純様


【あらすじ】

「――なんなんだ、あのボマーは!?」


 異世界へのゲートが開発され、各国は新資源を求めてそれぞれが特区を建設。それぞれが新界と名付けられた別の異世界を探索、開発している世界。

 人間が直接異世界に行くと、未知のウイルスなどで影響が出る可能性があるため、各国は専用のロボット『アクタノイド』を送り込んでいた。

 臆病、コミュ障ゆえに就活に失敗していた兎吹千早は完全在宅業務の文字に惹かれてアクタノイドの操縦者アクターとなる。

 その選択こそが、新界関係者を震え上がらせるボマー誕生の瞬間だった。


【感想】

とても面白かったです。

たくさん笑いました。

以前にこの作者さんの別作品を読んで紹介したことがあったのですが、その作品と方向性がだいぶ違っていて、こういうギャグ作品も書けるんだと少しびっくりしました。

内容としては主人公にそんな意図はないけど、主人公がとてつもないコミュ障なのと、行動だけ見ると完全にヤバイ奴なので、周りの勘違いが加速していくという感じです。

普通にバトルシーンが良いです。

爆弾を使ったロボットバトルというところで、盛り上がりますし、文が読みやすく、実際の情景も想像しやすいので、面白いです。

主人公が使っている機体が少し古くてあまり性能も高くなくて、そんな中でどう工夫して戦っていくのかというところも面白いです。

あと個人的に爆弾って良いよねというのもあります。

なにより主人公の心の声が面白いです。

そんな意図はないのに戦闘狂のヤバイ奴扱いされてなんでぇ?!ってなってる主人公が面白いです。

そこまで長くもなく、とにかく笑って楽しめる作品です。

ぜひ読んでみてください。


【詳細情報】

完結済み作品

ジャンル…現代ファンタジー

文字数…約32万文字

目安読了時間…約11時間

書籍…1巻(2巻10月10日発売予定)

作品URL…https://kakuyomu.jp/works/16817139557885471093


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