学園物語
黒野和ひぽこ
第1章美浜学園編前編
第1話入学式
ここは愛知県知多郡美浜町にある美浜学園。
今日は開校式と入学式の日、周りには、防衛大臣、三菱重工の社長、町長が来賓として校長に挨拶をしていた。そして入学式が始まって新入生総代が「春の息吹が感じられる今日、私たちは美浜学園に入学いたします。本日は私たちのために、このような盛大な式を挙行していただき誠にありがとうございます。新入生を代表してお礼申し上げます。
美浜の地に今日開校する美浜学園の一員として、責任ある行動を心がけていきます。校長先生を初め先生方、どうか暖かいご指導をよろしくお願いいたします。
以上をもちまして、新入生代表の挨拶とさせていただきます。」と言って、司会が「理事長式辞」と言い理事長が、「皆さん、こんにちは。美浜学園理事長の河和田です。学園を代表して一言ご挨拶を申し上げます。
新入生の皆さん、御入学おめでとう御座います。
また保護者関係者のみなさまにも心よりお祝い申し上げます。
また本日の入学式にご列席下さいましたご来賓の皆様方にも感謝申し上げます。
美しい自然と豊かな文化に溢れる美浜の地で、果敢に青春時代を過ごす皆様方に、伸びやかで充実した勉学の場をしっかりと指導していきたいと考えています。
今日開校する本校で学んだ学生たちの多くが社会で活躍してくれることを願ってもないます。卒業生の活躍によって本校に歴史と伝統が刻まれていきます。日本各地から集まった多様な生徒たちが互いに切磋琢磨することによって、自立してたくましい若者に育ち、大学での学びによって更に成長し、そして、全国各地・世界各地で活躍するようになる。本学園は、そのような学園で有り続けるべく努力を重ねていきます。
さて、新入生の皆さんは、今どんな気持ちですか?
新しい環境、新しい仲間と始まる、これからの時期が楽しみでワクワクしているでしょうか。それとも、不安や緊張でドキドキしているでしょうか。今このときの気持ち、これを忘れないでください。これが美浜学園での最初の気持ちです。中学からここにいる人達は、高校に入る時の最初の気持ちです。ぜひ忘れないでください。
皆さんは、今日から美浜学園の一員になります。新メンバーです。実は私も、この4月から海上自衛隊幕僚長として美浜学園の理事長になったばかりです。私は4月1日に理事長になりメンバーに加わりましたので、今日4月1日に入学式と開校式を迎えている新入生の人達よりも1週間だけ先輩です。1週間だけ先輩の感想です。
美浜学園の先生たちは厳しくちょっと怖いですが、とても楽しく面白い学校です。
さて、学校というのは建物・器だけでできている訳ではありません。そこで学ぶ生徒、教える先生がいて初めて成り立つのです。家族や家庭も同じですよね。皆さんには帰る家があります。一軒家だったりマンションだったり、形や大きさは様々だけども帰る家があります。
でも、それだけで家族ができるわけではありませんよね。
私の家は郊外にある2階建ての家です。家には、私と妻と子供が二人と猫が四匹住んでいます。家という建物に、人間四人と動物が四匹で合わせて八つの生き物で家族が成り立っています。人間が四人もいれば喧嘩や言い争いにもなりますし、四人が時と場合によっては、三対一になったり、二対二になったりします。
猫も同じです。また猫達と人間の間も同じです。人間と猫を合わせた八つの生き物が社会を作っています。毎日毎日、違った形の関係を作っています。同じ家に何十年近くすんでいますが、その間にも飼っていた猫が数匹亡くなりました。とても悲しかったです。
でも、しばらくすると新しい猫を連れて、結果的にいつも四人と四匹という人間と猫の関係は変わります。こうして一見外から見ると何年も変わらないようにみえる私の家でも、常に変化が生じています。
皆さんが加わることによって美浜学園という学校は間違いなく変わっていきます。4月に新入生である皆さんを迎え入れ、新たに仲間とともに歴史を作っていくのだという気概を持っていただきたいと思います。今日から始まる美浜学園はみなさんが1期生として初めて迎え入れる新しい学校になります。これは、皆さんだけのことではなく、私を含めた学校の先生方自身も同じことが言えます。一緒に新しい美浜学園を作っていきましょう。いっしょに成長していきましょう。そして悔いのない3年間を過ごしていきましょう。
皆さんの入学にあたり、皆さんに申し上げたかったことは以上です。
ご入学おめでとうございます。
令和5年4月7日
美浜学園理事長
海上自衛隊幕僚長
河和田登志之
」
司会が「来賓祝辞。まず初めに防衛大臣覇舞田様
です。「この度ご紹介に預かりました覇舞田でございます。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。暖かな春の日差しに誘われて、桜の花も満開となり、本日の門出をお祝いしいるようです。
学園生になった皆さんは、これまで以上に自分の人生について考える機会も増えることでしょう。就職するために自分が仕事にしたいことを探したり、大学受験を見据えて授業やテストを頑張ったり、なかにはプロスポーツ選手を目指して部活動に力を注ぐ人もいるかもしれませんね。学園生活は、自分の将来のために準備ができる大切な期間です。
しかし、どれだけ努力を重ねても、壁に突き当たり夢を諦めたくなることもあるかもしれません。そんな時こそ、頼れるのはこれからできる新しい友人達です。悩みを相談したり、馬鹿みたいなことで笑い合ったり。そうやって支え合い励ましあえるような、友人関係を築いてください。3年も経てば、卒業しても信頼できる、一生の友人になっているはずです。
皆さんの学園生活が、色あせない青春の時間となることをお祈りいたします。
最後になりましたが、美浜学園のますますのご発展と、御臨席の皆様のご健勝をお祈り申し上げ、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。本日はおめでとうございました。」と言い自席に戻り司会が「続いて三菱重工社長三浦様です。「この度ご紹介に預かりました三浦でございます。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。暖かな春の日差しに誘われて、桜の花も満開となり、本日の門出をお祝いしいるようです。
学園生になった皆さんは、これまで以上に自分の人生について考える機会も増えることでしょう。就職するために自分が仕事にしたいことを探したり、大学受験を見据えて授業やテストを頑張ったり、なかにはプロスポーツ選手を目指して部活動に力を注ぐ人もいるかもしれませんね。学園生活は、自分の将来のために準備ができる大切な期間です。
しかし、どれだけ努力を重ねても、壁に突き当たり夢を諦めたくなることもあるかもしれません。そんな時こそ、頼れるのはこれからできる新しい友人達です。悩みを相談したり、馬鹿みたいなことで笑い合ったり。そうやって支え合い励ましあえるような、友人関係を築いてください。3年も経てば、卒業しても信頼できる、一生の友人になっているはずです。そして皆さんが三菱重工に来ることを期待しています。
皆さんの学園生活が、色あせない青春の時間となることをお祈りいたします。
最後になりましたが、美浜学園のますますのご発展と、御臨席の皆様のご健勝をお祈り申し上げ、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。本日はおめでとうございました。」と言って来賓祝辞は終わった。
司会者が「開校宣言」と言い美浜町長が前に出てきて、「本校は自立してたくましい船乗りの育成、素晴らしい技術を持つ技術者の育成を目指して美浜の地に開設されます。美しい自然と豊かな文化に溢れる美浜の地で、果敢に青春時代を過ごす皆様方に、伸びやかで充実した勉学の場をしっかりと指導していきたいと考えています。
本日開校する本校に歴史と伝統を刻んで日本各地から集まった多様な生徒たちが互いに切磋琢磨することによって、自立してたくましい若者に育ち、大学での学びによって更に成長し、そして、全国各地・世界各地で活躍するようになる。本学園は、そのような学園で有り続けるべく努力を重ねていきます。そしてここに美浜町の代表として開校を宣言します」と言って来賓席に戻った
司会者が「以上を持ちまして、入学式ならびに開校式を終わります。」と言い入学式と開校式が終わった。
三日後は三菱重工長崎造船所にもがみ型1番艦みはまの進水式だ。
私は生徒として楽しみだ。
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