123 アイテムボックスに拘って…その123
同病院の別病棟の奥にあった浦壁少尉の個室に案内された
━━━━━━━━━━━━━━━
──魔導タクシーでお出迎えっ!──
いやまぁ……誰も来ない訳はないと思ったけど……
「兄ちゃん、退院おめでとう!」
「お兄様、退院おめでとう……です」
えと……誰だ、この子?
「お、あ、ありがとう……タナにミナ」←わかってんじゃん(苦笑)
タナは今まで通りでタクシーから降りて来て元気一杯だったが……ミナは何か知らんけど大人びていて……
※別に衣類は今までと同じ……だが、所作がちょっと……いや、だいぶ違っていた
「タクシー待たせているから早く!」
「あ、うん……」
タナに腕を引っ張られて……はまだ怖いのでちょっと止めて貰い、服を引っ張って貰った。ミナは後ろから背中を押していたが何処か遠慮勝ちに……だったが。
・
・
「……」
「あのまま帰らせて宜しかったのですか?」
秘書の女性が浦壁少尉に訊く。
「……構わない」
「ですが……」
窓際に立った少尉は窓に映る秘書を見ると、
「気になるのだったら……監視を増やせばいい」
「……はっ」
「何かわかったら、随時報告を」
「御意……」
秘書は部屋を出ると、関係各所に指示を出し始める為……有線型魔導通話装置の部屋へと急ぐのだった……
━━━━━━━━━━━━━━━
甲司を監視する為に動き出す国……果たして、何が目的なのか!?
※そら純ミスリルの所在だろうね……(苦笑)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます