応援コメント

甘え上手な銀髪後輩様とのデート②」への応援コメント


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    そして、人生で一番緊張していると言っても過言ではない俺の気を知らないで、朝食を一緒に食べている我が妹である歌乃は実に大きな欠伸をしていたのだった。

    そして、人生で一番緊張していると言っても過言ではない俺の気も知らないで、朝食を一緒に食べている我が妹である歌乃は実に大きな欠伸をしていたのだった。

     彼女が不機嫌な理由はとても分からないのだが、これはいわゆる分からなくてもいい問題にして捨て問――世間一般で言うところの反抗期なのだろう、と納得した俺は妹の成長を内心で喜びながら、茶碗に入っている白飯とかきこみつつ、あっさりとした味わいの白身魚を焼いた切り身を食べていた。

     彼女が不機嫌な理由はとても分からないのだが、これはいわゆる分からなくてもいい問題にして捨て問――世間一般で言うところの反抗期なのだろう、と納得した俺は妹の成長を内心で喜びながら、茶碗に入っている白飯をかきこみつつ、あっさりとした味わいの白身魚を焼いた切り身を食べていた。

    「まぁまぁ、清司も歌乃ちゃんもそれぐらいにして、さっさと朝ご飯を食べてしまいなさいな。清司も山﨑ちゃんとのデート時間が遅れちゃうでしょ」

    「まぁまぁ、清司も歌乃ちゃんもそれぐらいにして、さっさと朝ご飯を食べてしまいなさいな。清司も山﨑ちゃんとのデートの時間に遅れちゃうでしょ」

     この世全ての後悔と怨嗟を一か所に集めてしまったようなバケモノのような表情を浮かべて、歌乃は顔を食卓の上にぐにゃりという擬音が聞こえるかのような置き方で突っ伏していた。

     この世の全ての後悔と怨嗟を一か所に集めてしまったようなバケモノのような表情を浮かべて、歌乃は顔を食卓の上にぐにゃりという擬音が聞こえるかのような置き方で突っ伏していた。

     そんな当たり前でしかない考えに今更思い至った俺は恥ずかしさのあまり、広場をぐるぐると同じ場所で回り続けようかと考えて、それはそれで却って人の目を集めてしまうのだから止めた方がいいのではという至極全うな判断をし、俺はスマホを取り出す。

     そんな当たり前でしかない考えに今更思い至った俺は恥ずかしさのあまり、広場をぐるぐると同じ場所で回り続けようかと考えて、それはそれで却って人の目を集めてしまうのだから止めた方がいいのではという至極全うな判断をし、俺はスマホを取り出す。


    [まっとう]ですが、完遂する、完全にやりきるという意味なら[全う]。いい加減なところがなくきちんとしているという意味なら[真っ当]が正しいです。なので文からすると[真っ当]が正しいと思います。


    (だってさ……だってさぁ!? シエラとかいう銀髪後輩の超美少女は毎日裸を見ている俺でも何回でも一目惚れしてしまいそうになるぐらいに美人じゃん!? 絶対に途中でナンパ男に声を掛けられて酷い目に遭ってしまっているのではないのか!? だってあいつすげぇ美少女だもん! 子供の良さと大人の良さをいい感じに混ぜた感じの究極美少女じゃん!? 俺がナンパ男だったら絶対に声をかけてる自信しかねぇ! いやでもあんな美少女に声をかけること自体がとても身の程知らずの行動ではないのか……!? だってあいつは顔もいいし、声もいいし、性格もいいし、頭もいいし……全部いいじゃねぇか最高かよあいつぅ……!? なんで俺なんかがシエラの彼氏やっている訳なの!? もっと他にいい男がいたのではって心配してしまうぐらい美少女だもんねあいつ! なんで俺だけが好きなんだよシエラは! 好き!)

    (だってさ……だってさぁ!? シエラとかいう銀髪後輩の超美少女は毎日裸を見ている俺でも何回でも一目惚れしてしまいそうになるぐらいに美人じゃん!? 絶対に途中でナンパ男に声を掛けられて酷い目に遭ってしまっているのではないのか!? だってあいつすげぇ美少女だもん! 子供の良さと大人の良さをいい感じに混ぜた究極美少女じゃん!? 俺がナンパ男だったら絶対に声をかける自信しかねぇ! いやでもあんな美少女に声をかけること自体がとても身の程知らずの行動ではないのか……!? だってあいつは顔もいいし、声もいいし、性格もいいし、頭もいいし……全部いいじゃねぇか最高かよあいつぅ……!? なんで俺なんかがシエラの彼氏やっている訳なの!? もっと他にいい男がいたのではって心配してしまうぐらい美少女だもんねあいつ! なんで俺だけが好きなんだよシエラは! 好き!)

    少しいらないところは削ったり、表現を変えました。
    そのうえで一言。主人公にツッコミたいの俺だけか?

     だがしかし、俺は自分の命なぞどうでもいい気持ちになりながらも背後を振り返った。
     どうしても、彼女のおしゃれな私服姿を見たいという下心ましましな欲望には勝てなかったのであり、俺は「ええいままよ」と内心で言い捨てながら、覚悟を決して彼女の姿を目に焼き付けようとした――。

     だがしかし、俺は自分の命なんぞどうでもいい気持ちになりながらも背後を振り返った。
     どうしても、彼女のおしゃれな私服姿を見たいという下心ましましな欲望には勝てなかったのであり、俺は「ええいままよ」と内心で言い捨てながら、覚悟を決して彼女の姿を目に焼き付けようとした――。

    目を見たら即死するのは某魔法学校にいた巨大な蛇でメデューサを見た場合は即死ではなく石化が正しい。 

     無論、周囲の人に迷惑をかけない程度に小さな音量ではあるのだが、ずっとそんなことをする訳にもいかないので、私はスマホを取り出して、それを手鏡にして自分の前髪をいじる作業に入った。

     無論、周囲の人に迷惑をかけない程度に小さな音量ではあるのだが、ずっとそんなことをする訳にもいかないので、私はスマホを取り出して、それを手鏡にして自分の前髪を弄る作業に入った。

    次の文では[いじる]が漢字表記になっているのでどちらかに統一をお願いします。

     目の下に大きく不健康そうなクマを作っていた義妹を内心で思いつつ、私は彼女に悪いことをしてしまったなと今更ながらに思い至る訳なのだが、もはやのちの祭りである。

     目の下に大きく不健康そうなクマを作っていた義妹を内心で思いつつ、私は彼女に悪いことをしてしまったなと今更ながらに思い至る訳なのだが、もはや後の祭りである。

    [のちの祭り]ではなく[あとの祭り]が読み方では正しいです。ただ、思っている意味は合っていそうなので使い方は間違っていないです。

     そして、ついに始まった俺とシエラとのデートである訳なのだが、特にこれといったデートプランは考えてはいなかったのものの、俺たちは中目黒駅の高架下のすぐ近くにある雑貨店やレストランが並んでいるスポットの周辺にある超有名な陽キャやリア充たちの御用達であるカフェで飲み物を買い、店内にある椅子に向かい合わせになるように座りながら今後の計画を経てる事にした、のだが。

     そして、ついに始まった俺とシエラのデートである訳なのだが、特にこれといったデートプランは考えてはいなかったのものの、俺たちは中目黒駅の高架下のすぐ近くにある雑貨店やレストランが並んでいるスポットの周辺にある超有名な陽キャやリア充たちの御用達であるカフェで飲み物を買い、店内にある椅子に向かい合わせになるように座りながら今後の計画を経てる事にした、のだが。

     しかし、そんな俺の考えなぞお見通しであると言わんばかりに彼女は俺の足元を優しく踏んだ。

     しかし、そんな俺の考えなんぞお見通しであると言わんばかりに彼女は俺の足を優しく踏んだ。

    本当に苦いブラックコーヒー誰か淹れてくれないかな。

    9/27 追加分

     ――等々と、私はたくさんの人間に一方的に話しかけられて、その人間たちから逃げながら、私は何とかして先輩とデートをする約束の場所である中目黒駅前の広場にやってきたのであったのだが、もう色々とあり過ぎて疲労困憊の極みであった。

     ――等々と、私はたくさんの人間に一方的に話しかけられて、その人間たちから逃げながら、何とかして先輩とデートをする約束の場所である中目黒駅前の広場にやってきたのであったのだが、もう色々とあり過ぎて疲労困憊の極みであった。

    「それは……そう。うん、俺も生きてて始めて、あんなに、ドキドキ、した……」

    「それは……そう。うん、俺も生きてて初めて、あんなに、ドキドキ、した……」

    「馬鹿ってなんだよ。こっちだってその髪型のシエラと出会ったのは始めてなんだよ」

    「馬鹿ってなんだよ。こっちだってその髪型のシエラと出会ったのは初めてなんだよ」

    作者からの返信

    本当にありがとうございますー!

    表記統一の漏れの指摘、誠にありがとうございます!
    漢字変換にするのをついつい忘れがちになってしまうこの日この頃。
    なんでパソコンやスマホって、いったん平仮名になりやがるんですかねぇ……!

    ブラックコーヒーが甘ぇ。
    本当は別々のコーヒーを買って、別々のヤツを飲み比べるという間接キスにさせる予定だったんですけれど、1日に20回ぐらいディープキスしやがるものなんで、その程度じゃ、どっちも恥ずかしがらないという難問が出てきやがって没になりました。

    ディープキスしながらお互いの唾液ごとコーヒーを飲ませ合うぐらいしか残ってねぇ。

  • 今回も面白かったです!シエラちゃん可愛い!

    >「……外の世界怖いよぉ……!?」

    シエラちゃんからこんな言葉が出るとは…!(笑)
    こういう先輩いない時のシエラちゃん新鮮に感じますね!可愛い!


    >寄生虫博物館

    まさかのデートで寄生虫博物館!?ま、まぁ二人とも興味あって行きたいみたいだから全然アリか…歌乃ちゃんに言ったら引かれそうですが(笑)


    >フタゴムシ

    こんな寄生虫いたんですねー…寄生虫以外にも虫はエグい生態してるのも多いですよね

    そしてシエラちゃんにとっては理想の生態なら、お義母様にとっても恐らくは…(苦笑)

    歌乃ちゃんは流石にドン引きするだろうなー…(遠い目)

    このデート後、惚気話(※寄生虫の話も含む)を聞かされる歌乃ちゃんには同情してしまいますね…

    作者からの返信

    シエラちゃんにとって外とは自分をいじめるだけの世界でしたからねぇ。
    行きたくないけれど行かないといけない世界が、生きたくて生きたくて仕方ない世界に変わりましたでございまする。


    初デートがそんなところでいいのかと思いつつ、まぁお化け屋敷感覚で楽しめるかなと現地でロケしてきましたが、普通に学術的にも参考になりすぎたので普通にオススメ。

    あぁ! 歌乃ちゃんが惚気を聞きながら、寄生虫の話をされて、もはや意味のわからない表情に!