第2話 お金より時間
若い頃から。
常に考えていました。
実際。
本当に定年に近い年齢になって。
僕は分かった気がします。
コロナで。
世の中が激変したせいもあります。
僕が会得したことは。
お金より時間。
当たり前のことで。
今まで、無数の人が提言してきました。
それを。
実感することができたのです。
なぜなら。
在宅勤務が増えて。
勤務状況を監視できない。
そんな時。
作業が一段落すると。
やることがありません。
誰も見ていないから。
僕は小説やエッセイを書きました。
会社に出社している時は。
チョッと暇をもてあましてヤフーニュースを見ていても。
サボっているとか、上司に言われました。
だって。
やることが無いんだから。
来週の仕事も無理やり探せと言う感じで。
本当に。
嫌でした。
それが。
コロナでリモート会議も増えて。
空いている時間に。
何をしても誰も分からないのです。
幸い。
僕は小説が好きで。
キーボードを叩くうちに。
瞬く間に時間は過ぎていきました。
実際に書き込まないでも。
頭の中でプロットを組み立てることもしました。
こういう趣味が無い人は。
テレビでも見ていたのでしょうか。
それ以来。
僕は二十四時間。
無駄な時間を過ごさなくなったのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます