第4話 『創造』
「――入力に成功…?」
途端、ハルトのステータス画面は通知の嵐に見舞われた。
〈冒険者に経験値を付与しました!〉
〈冒険者に経験値を付与しました!〉
〈冒険者に経験値を付与しました!〉
〈冒険者に経験値を付与しました!〉
〈経験値倍増ブーストを付与しました!
(期間:永久)〉
〈スキルポイント倍増ブーストを付与しました!
(期間:永久)〉
〈アイテムを付与:魔王ガイアの心臓×3〉
〈アイテムを付与:魔王ガイアの鉤爪×6〉
〈アイテムを付与:四天王エロスの魂〉
〈アイテムを付与:四天王エロスの大剣〉
〈アイテムを付与:万能元素×???(上限無し)〉
〈アイテムを付与:賢者の杖〉
〈アイテムを付与:イクリプスの壺〉
〈アイテムを付与:魔法スクロール×94〉
〈アイテムを付与:ミスリル結晶×8641〉
〈アイテムを付与:魔鉄×9167〉
〈アイテムを付与:魔晶石×5431〉
〈アイテムを付与:龍懐石×816〉
〈アイテムを付与:オリハルコン鉱×8460〉
〈アイテムを付与:深淵の書物〉
〈アイテムを付与:聖杯〉
〈アイテムを付与:エクスカリバー〉
〈アイテムを付与:魔剣グラム〉
〈アイテムを付与:時空神クロノスの時計盤〉
〈アイテムを付与:シェイクスピアの羽根ペン〉
〈アイテムを付与:神酒×665〉
〈アイテムを付与:炎龍帝の槍〉
〈アイテムを付与:空間ポーチ×3〉
〈アイテムを付与:青龍の鱗×96〉
〈アイテムを付与:精霊の聖水×213〉
〈アイテムを付与:ガイアの鎧〉
〈アイテムを付与:ソロモンの指輪〉
〈アイテムを付与:ヘファイストスの聖骸〉
〈アイテムを付与:グローリア王国金貨×6457〉
〈アイテムを付与:メリアルガ公国金貨×1541〉
――――――――そのメッセージの音は、小一時間止むことは無かった。
「ど……どうなってるんだ?」
自分の正気を疑うアイテムの量に唖然とした。
――総アイテム件数は8000件を優に超えていた。
「こ、これが女神様のギフトってか…はは…」
いくら異世界転移したからって、この量のギフトはやり過ぎだ、と神々に公言したい。
俺は所持アイテム一覧から自分のステータス画面に戻る。
それらの数字の羅列を目の当たりにし、またも愕然とした。
―――――――――――――――
〈タナカ・ハルト Lv15134〉
EXP:921375/81543715
【種族】人間
【職業】
HP:664285/164285
MP:28675/28675
攻撃力:64634
防御力:99513
魔法力:71439
幸運:9451
速度:15734
【スキル】
「造形Lv1」
「報酬増加Lv1」
―――――――――――――――
……あの、このステータス画面バグってますよ?
だが目を擦っても何も数値は変わらない。
――試しに自分のスキルである「造形Lv1」を選択してみた。
『スキルポイントがあと”15133ポイント”残っています』
「………は?」
やはり俺のレベルは間違っていないらしい。
「レベル1万越えとか、どこのインフレRPGだよ…」
スキルポイントを割り振れる画面であったので、俺はプラスのアイコンを連打する。
――「造形」スキルがLv2にアップしました!
――「造形」スキルがLv3にアップしました!
――「造形」スキルがLv4にアップしました!
――「造形」スキルがLv5にアップしました!
――「造形」スキルがLv6にアップしました!
………
『――「造形」スキルがLv20にアップしました!
一定レベルに達したので、スキルが進化します!』
「――スキルが、進化…?」
あの女魔法使いが「スキルを強化する」とは言っていたが、進化するとは言ってなかったぞ。
『スキル「造形」が「錬成」に進化しました!』
そのスキルを選択し、詳細を見てみる。
恐らく「造形」の上位互換だろう。
『数少ない、レアスキルの1つ。土のみならず、金属の素材変換、形状を自在に操ることが出来る。』
金属の素材変換、というのが気になる。
だが確実に戦闘向きではないな。やはり雑魚スキルはいくらレベルを上げても雑魚スキルか……。
ハルトは「ワンチャン最強になれるかも!」とか期待していたが、落胆した。
――だがスキルレベルが高いことに越したことはない、上げれるだけ上げよう。ポイントなんて腐るほど余ってるしな。
またもプラスのアイコンを連打する。
――「錬成」スキルがLv2にアップしました!
――「錬成」スキルがLv3にアップしました!
――「錬成」スキルがLv4にアップしました!
――「錬成」スキルがLv5にアップしました!
――「錬成」スキルがLv6にアップしました!
………
『――「錬成」スキルがLv20にアップしました!
一定レベルに達したので、スキルが進化します!』
――また進化?次は一体どんなスキルに昇華するんだ。もう想像の
表示が出てから、ハルトのスキル画面が書き変わった。
『スキル「錬成」が、
「お、おお……!」
「
詳細の文面からその匂いがプンプンしている。
――『スキル「錬成」の極地。今までに触れた物体の素材で、自在に形を生み出す事が出来る。但し、その完成度は使用者の想像力に依存する。』
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