第3話 学園生活楽しすぎん?

学校が、楽しすぎる

前世でいじめられてたっていうのもあるのかもしれないけど

マジで楽しすぎる


魔術の授業とか神。

推しの魔法見れる

まぁまだ見学だけだけどね


最初の授業は決まって魔術。

魔法で創られた魔物を召喚するところから始まる


方法は簡単

自分の血を手首から一滴垂らすだけ


さて。私の魔物は…



魔法陣が光る

光の粒が飛ぶ

少しずつ、形が整ってゆく


それは、人の形となり―――


「初めまして、ご主人様」


メイド服を着た美少女となった


「なっ…!」

「あれは…!」


先生たちがざわつくのも当たり前だ

だってこれは…

この魔物は…!


「伝説の魔物…フェンリル‼」


この国には、3代神獣が存在する

不死鳥フェニックス麒麟きりんに続く神獣

それが銀狼フェンリルだ。


この3代神獣は

ヒト化することができる

それ以前に

高貴な魔物はヒト化することができる

そうして人間の役に立つことが重要とされてきた


さて

私が今までゲームでしてきた神獣ルートといえば…

使った人が危険とみなされ殺されるか

神獣が暴れだすか…

めっちゃ恐怖ルートだった気がするんだけど

悪役令嬢、王子

関係なく殺される

最終的に主人公が制裁を下す…

か、追放されるか

どっちにしろ最悪だな


てか推しが死ぬとか絶対いやなんですけど


私はみんな好きな箱推しだし…

まぁとにかく全員殺さなくて済むようにしないと

全員をハッピーエンドにするために


そのためにはまず…


「えーっと…あなたに名前を付けないとね…」

「そうですねお嬢様。それと、契約の儀式も」


なんでこいつお嬢様って呼んでんだ


契約の儀式は簡単

血を舐めさせるだけ


その後、無事契約を終えた


さて…

全員をハッピーエンドにするためには

まずはこのフェンリルをなんとかしないとね!

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