卒業すれば20歳で政治家になれる学園。容赦ない試練と刺客に挑みます。
宮鳥雨
第1章 筒路美都葉の挑戦
第1話 プロローグ
俺の名前は
俺が入学したここ“
そんなスーパーエリートの俺は別に政治家なんかに興味なんぞないが、俺には任務が与えられている。それは総理の娘、
自分が創立した学園に入学した娘が退学することで、現政権に大ダメージを与えられると考えているらしい。
去年の生徒、つまり現在の2年生はすでに80名近く退学しているだけに、生き残りは厳しいものだと容易に想像できる。ただでさえ、そのような過酷な環境であるのに、俺のようなスーパーエリートが彼女を退学させようとすれば、足掻くこともできずに退学することになるだろう。
もちろん彼女の退学がそう簡単な話ではないことぐらい理解できている。総理の娘であるだけに勉学は積んでいるだろうし、何より警戒心も強いはずだ。組織はそれも計算の上で、卒業までに退学させればいいと考えている。早ければ早いだけいいみたいだが、それでも卒業できずに退学するだけでも総理にとってかなりの痛手となる。
だからこれは、俺と
ただ、彼女がどれほどの人物であるのかは資料でしか俺は知らない。手始めに入学式初日に仕掛けてみようと思う。彼女がどうそれを乗り込めて来るのか、今からとても楽しみなことだ。
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