『ファンタジア』の説明(読まなくても可)
本来ならば作中でそれとなく記述したかったのですが、私の筆力不足のせいで難しそうです。皆様の誤解や疑問の解決を目指しておりますので、尚分からないところなどございましたらご連絡いただけると幸いです。
また、本作を楽しむうえで必ずしも読まなければいけない内容ではありません。興味がない方は読み飛ばしても全然問題ありません。
4つの魔法と魔力特性
・身体能力強化…文字通り身体能力を向上させる魔法です。ただ、ここでいう身体能力とは運動能力に限った話しではありません。耐久力やスタミナなども大きく向上します。そのため、基本的にこの魔法を使用していない状態で攻撃しても、身体能力強化を使っている相手にダメージを与えることはほとんどできません。逆に身体能力強化を使用していない状態で、強化された攻撃を喰らうと大ダメージとなります。これにより風間の刀の振り下ろしは小田にあっさりと受け止められ、小田の力任せのパンチが風間に大ダメージを与えました。
また観客の1年生が小田の試合を考察するシーンで『魔力を集中させた』という表現を用いましたが、あれはこの身体能力強化を集中させたという意味です。通常は全身にかけ続ける魔法ですが、一か所に集中させて効果を大きく上昇させることが可能です。しかし相当リスキーな行為なので推奨されていません。
あくまで練度ではなく、当人たちの得意度だと以下のような順番になります。
得意←明日佳 長津 風間 桐島 雪寝→不得意
・魔弾…魔力を球状にして指から発射する魔法。速度や球の大きさはある程度調整可能です。他の攻撃は膂力を魔力で補強したものですが、魔弾は推進力も魔力頼りです。そのため、そこそこ威力を出そうと思ったら大量の魔力を消費します。
得意←雪寝 明日佳 桐島 長津 風間→不得意
・武器創造魔法…自分がイメージした武器を創り出す魔法です。1つの武器を創るだけでもかなりの魔力を消費します。鋭さ、硬さ、重さ、意匠などはイメージと武器創造魔法の練度によって変わります。魔力を消費するのは武器を生み出す間だけで、出してからは使い放題なので、武器を使うプレイヤーは真っ先にこの魔法を使います。
得意←長津 風間 明日佳 桐島 雪寝→不得意
・回復魔法…文字通りダメージを回復する魔法ですが、重要なのは副次効果の痛みを和らげる、という点です。体に痛みが残ったままでは動きに歪みがでるので、プレイヤーは小まめに回復を試みます。デメリットは他の魔法と併用するには高い集中力を要することです。5話で風間が転んだのは、彼の『加速』の魔力特性及び回復魔法と身体能力強化を併用していたせいです。
得意←明日佳 雪寝 風間 桐島 長津→不得意
上記4つの魔法に各人が生まれ持った魔力特性を組み合わせて闘います。組み合わせられる魔法や、特性の現れ方にも個人差があり、2話で登場した『硬化』の魔力特性をもつ大柄な彼は身体能力強化と武器創造魔法に『硬化』を組み合わせることができました。彼は『硬化』する箇所もタイミングも自分で選択することができますが、風間は出来ません。身体能力強化を使っている間は強制的に加速し続け、回復魔法も自動的に従来より素早くダメージを取り除いてくれます。
『ファンタジア』のルール
ファンタジアでは相手を気絶させたら勝ちです。ただ一定量のダメージを受けると強制的に気絶します。また、試合ごとに制限時間があり、タイムアップ時点で両者の意識があれば引き分けとなります。ただし、トーナメントタイプの個人戦などどうしても勝敗をつけなければいけない場合は消費魔力量の少ない方が勝利となります。
団体戦では2対2のペア戦を1回、1対1のシングル戦を2回行います。最初のシングル戦をシングルA、2回目のシングルBと称します。少し特殊なのがホストという制度があることです。両チームはシングルAかシングルBのどちらかでホストを強制されます。ホスト側のチームは相手がプレイヤーを決める前にプレイヤーを宣言しなければいけません。まだとても分かりづらいと思うので、少しだけ具体的に説明したいと思います。
鹿王高校がシングルBでホストの時。拓翔がシングルBを明日佳に任せることを宣言しました。そして相手チームはシングルAがホストなのでシングルAに強力なプレイヤ―を出すことを宣言しました。(ホストプレイヤーは試合前に運営に提出するので相手のホストプレイヤーを聞いてから変更することはできません)両監督は互いのホストプレイヤーを見てから他のオーダーを決めます。例えば拓翔は相手の強力なプレイヤーを倒すためにシングルAに正レギュラー2位の長津を配置しようと考えるかもしれません。逆に相手監督はシングルBはもう捨てて、一番弱いプレイヤーを出してくるかもしれません。
ちなみに中学時代の風間はチーム内で一番の実力があったにも関わらず、監督やチームメイトからの信頼を失っていたのでホストプレイヤーに選ばれませんでした。結果、彼以外のチームメイトが負け、チームとしては早々に敗北しました。
説明は以上となります。どうしても説明の文章が頭でっかち、かつ冗長になってしまい、自分の至らなさを痛感しました。ご指摘やご質問を頂ければ、適宜改訂を行っていく所存ですのでご容赦頂ければ幸いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます