第12話 出だしが会話

トンネルを抜けると、そこは雪国だった。

吾輩は猫である。


小説の出だしって悩みますよね。読者をひきつけなければならない。


白いぼうし

「これはレモンのにおいですか。」

「いいえ、夏みかんです。」


小学校の国語の教科書に載っていた。そして、会話から始めるのは読者を引き付けるためだと習った。同じように習った人は多いと思う。


だからだろうか、人を引き付けるために出だしは会話だ、という人が結構いる。そうならないよう自分は避けようと思ってしまう。


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