旅路の果てに

蝶を見て、花を見て、沢山の思い出を見て。

 するとどうだ。私のちっぽけさ。醜さ。


幸せという蟲毒に放り投げられた孤独は、必死に居場所を探して、

 それでも見つからず躍起になって探す探す。


恋をしたのかもしれません。

 団欒に、円満に、花咲く花壇に。


四六時中探し回った孤独は、

 ついに抜け出してゼェゼェと、

  懲役一時間半の帰路に付くのです。

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