展覧会
幾千の世界を見に行きました
玉石混交、悲喜交々の世界です。
だけども私に似た世界はなくて、嗚呼哀しや
だけども私と離れた世界もなくて、嗚呼嬉しや
哀れな誇らしき偉人等が集まって
描き奏でるは同じ筈の世界
確かに此の世にある筈なのに
だぁれも気に留めちゃくれない
折角産まれ出たというのに
折角這いずり回ったというのに
幾千の孤独を見に行きました
幾千の優しさを見に行きました
凡てを見たとは言えまいて
だってまだまだ此の世は広すぎる
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