第26話 という訳で酔っ払い天使亭での宴会とモンスター狂騒曲

黒猫美少女アシャ アラシャの叔母(違う世界の方らしい?)

彼女は こちらの世界で知り合ったイリン・エイルと会話していた 


アラシャの世界から幼い頃に飛ばされて こちらの異世界に来た

白猫耳と尻尾の猫亜人イリン・エイル 魔法戦士として戦っていたのだが


本日はちょっとお休みのようである


「あ…エイルじやないか!」髪の長いアーシュことアシャル

「わあ♪お久し振りです!アーシュ様!」イリン-エイル白い尻尾がピコピコ揺れる


「もうすぐ、他の者達も来るから」

長い耳と赤と金の瞳の綺麗な少年 長い黒髪で少女にも見えるアシャル


「何せ…

あのダメダメ召喚魔法使いデイアルの奴が俺のアリサを温泉入浴中に召喚して

ちょっと大変だったよ」ぼやくアシャル


「何せ服なしの裸だったから 今はこの店のメイド服を借りて

夫のアジェンダ様と一緒に洋服を購入しに行ってるんだ」アシャル


「い!デイアルさん またやらかしたの!!」イリン・エイル


「まさか、デイアルさん惨殺されたですか…

噂の妹君のアリサ様ですか? 

それにあの癒しの神殿の創設者の火焔の王アジェンダ王様!」

真っ青な顔でイリン・エイルが問う


「ああ…そうだ妹の俺のアリサとアジェンダ様

デイアルの奴は隙を見て逃亡した」アシャル


「・・‥‥」イリン・エイル 顔色がますます青い 

イリン・エイルの白い尻尾がピクピク


「今度会ったら拷問して切り刻む」壮絶な笑顔のアシャルことアーシュ

「大事な妹・・俺のアリサを裸で召喚したんだ…ふふっ」

怖い笑顔になってるアシャルことアーシュ 長い黒髪が風・・

いや、異様な黒いオーラで揺れる 赤い深紅の瞳がモンスターのように光る


「う!」イリン・エイルの方はちょっと冷や汗


「もう一人のアーシュ様 イリン・エイルちゃんが引いてます」アシャ


「あ…すまん」にこやか艶ぽい笑みアシャル(アーシュ)


赤くなるイリン・エイル 彼女はいや~ん綺麗♪と心の中で思う


「ふ、あの笑みは私のアーシュ様では出来ない 

私のアーシュ様は鬼瓦の目つきだから、ああなると一種の凶器よね」アシャ


「他の者達も来ると先程連絡があった」


「え!!甥の黒猫のアラシャですか?他の魔法の王達ですか?」


「俺の方のアル、アルテイシアにリアン

もう一人のアーシュ‥お前たちが言う鬼瓦・・

あ、いや 彼もこの近くで時空間の修復をしてたらしい 終わったら来るそうだ」


「黒猫のアラシャも来る エルトニア…あちらのエイルはもしかしたら来るかもな」


「アラシャか…俺はゆっくり寝かせて欲しいだが」ため息一つ

「はい?」イリン・エイル


「お待たせぇ!!アシャル兄ちゃん うふ~」

「やあアーシュ殿」アリサとアジェンダである


アリサは頭に黒猫耳の美少女で尻尾は、なし…

アジェンダは肩程の髪を赤い布で縛ってる なかなかの美形の少年

「あら?どちら様ですか?可愛い白猫の耳としっぽ 金髪と緑の瞳 

綺麗なお嬢さん」アリサ

「例のイリン・エイルだよアリサ」アシャル


「まあ!あの…イリン・エイルさん 初めまして」アリサ


「はじめましてアジェンダ様アリサ様!魔法使いイリン・エイルです

グラン義勇兵士として頑張ってます いつか、にゃんこ王国に遊びに行きますね」


「ああ…噂は聞いている宜しくイリン・エイル」アジェンダ

「宜しくねエイルさんうふ~」アリサ

沢山の買い物(洋服)をしてきたらしい二人だった。


「素敵なお洋服ですね

それ…最高級の店のラランの分ですよね…


はあ、皆の憧れなんですよ

とても良く似合ってます…綺麗でため息出ます」イリン・エイル


「私の分だけじやなくて友達のリリーシュちゃんや他の家族の分もあるのよ

良かったらイリン・エイルさんにも

差し上げますから選んでね♪」アリサ アリサの黒猫耳がピクン 嬉しそう


「ええ!!」「遠慮はしないでね…アシャ様の分もありますよ」


「あら?いいのアリサちゃん」

「はい♪」


「ここね、あら皆揃っているしやないの

お久し振りですわ私の王様アーシュ様 うふ


アジェンダ様もアリサちゃんもアシャちゃんも

ご無沙汰してます

はじめましてエイルちゃん 私はアル、アルテイシアよ」

長い黒髪の美人で長い耳である アーシュやアジェンダと同じ種族


「皆様お久し振りですリアンです

あ!エイルちゃんだねはじめまして」

片腕の優しそうな淡い金髪の青年 髪の長いアーシュ側では

アルテイシア達は妻である


「やあ!揃ってるな♪アシャご苦労様

皆も元気そうで何よりだ お!エイルか…ふふ」髪の短いもう一人のアーシュ 

鬼瓦の瞳の持ち主


顔は双子のようだが

こちら方は目つきがやや鋭く つり上がっているように見える鬼瓦…

細やかな造形の違いとにじみ出るオーラ、二人の印象が違い過ぎる


「やあ~んアーシュ様!ぐふ」

べったりと黒猫の美少女アシャは髪の短いアーシュになつく


・・アシャは髪の短い鬼瓦のアーシュの押しかけ女房で妻の一人である


「あの…はじめましてイリン・エイルです

癒しの女神エイル様エルトニア様のお名前を頂きました宜しくお願いいたします」

白猫耳で金髪の少女イリン・エイルの自己紹介


「そろそろオーダーに入ろうか?黒猫のアラシャもそのうち来るだろう

もう一人の俺のアーシュ そちらのエイルは?」

鬼瓦な瞳、短い黒髪の幽体・・アーシュ


「ああ…黒猫のアラシャと一緒に来るだろう」


「じやあ、まずは酒をお願いする

いつもの虹色麦酒に乳酒にベルタンの実の酒


クリスタル冷酒 スライムの蜂蜜漬け

モンスター料理


サラダとかパスタに

パエリア 果実の飲み物

リングの炭酸ジュース

リンゴのお菓子


アシャとアラシャは

酒と普通の料理が良かったな」


「はい♪お酒とパエリアとか唐揚げにお魚、ほうれん草の炒めた物

サラダ、パスタとかがいいでぇす…ぐふ」


「最近、テインベリーのお菓子にテインベリー酒に

果実に混ぜたスライムの砂糖漬けを新たにメニューに加えましたが

いかがでしょうか?後、普通の料理で野菜入りのオムライスとカレースープもありますよお客様」店の店主


「そうか、ぜひ頼む」

エルフの店員が次々と山盛りの料理に酒を運び食事や酒で盛り上がる


すると大きな音が聞こえて来て 巨大な鳥の化け物が店に飛び込んできた!


「なんだ!!」

「市場の食用モンスターですボッチです!なんだって…あ!くそ暴れるな」

店の者達が暴れるボッチを抑え込みにかかる

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