第19話 タクスの夜の夢 修羅場バタン

そうして気が付けば三日目の朝の光が部屋に差し込む

「あ・・綺麗 うふふふふ~~~~」王女様 完全に壊れてる

綺麗な17歳前後にしか見えない王女様と二人きり お部屋で三日 

ある意味 情熱的な三日・・・


そう・・ある意味,情熱的な修羅場の三日である(涙)


一応食事はしたとか記憶とかはある それ以外は王女様が僕を離してくれなかった


いや・・決して逃亡は許さない!というのが本当の事実


僕を案内して馬車で連れて来た女官が入ってきて

「アリサ王女さま お疲れ様です 内容を確認させて頂きます」


そういって半分寝落ちしかかってる王女の原稿をかき集め

眼鏡をかけて 素早い動作で原稿を見てる

「問題はないようです あ、ここのベタ抜けてますね ここも」


「ううう~~タスク君んん よろぴくうう」


きらん!と女官さんは僕を見て 問答無用で原稿を手渡す

「時間がありません 仕上がり次第 印刷機を回しますから

よろしくお願いします タスク様」


「・・・はい」ふらふらしながら原稿を受け取り ベタ(黒い部分ね)を塗る


「彼女(女官)は売り子のリーダ―兼マネージャーだからよろぴくね 

うふふふふ~~~~のふ~~~」

王女完全に壊れてる


「王女様 次のスケジュールですが

次回のイベントの分と商業雑誌1本が少々予定より遅れております

何卒 ご配慮をお願い致します。


最低でもイベントでは新作便箋2つはお願いします」


「はいはい‥あははははははっ うふふふふ~~~~」

「えええおえおおおおおと何だけってええ」壊れた笑顔の王女


「いざとなればタスク様 サークルメンバーとして登録しておりますので

代理をお願いします」


「はい?」

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