A-1 JP(翻訳者不明翻訳2018年)
(2000年8月1日)
1@これはキステカ国(kisteca)ウィリシタン大学院にて教授を務めるルティン・スミス氏(Lutein・Smith)の経過観察記録である。なお、この日記をつけるのはルティン・スミス氏ではなく、同大学院生徒である町川義治(Yosiharu Matikawa)が行っている。
この記事はウィリシタン大学院第3研究室研究員生、町川義治(Yosiharu Matikawa)、ジェニファー(Jennifer Johnson)、クリスティーナ・ホワイト(Christina White)及び防民会日本支部教祖氏のみに公開され、その他の者に公開された場合その者の戸籍及び人権書を削除し、この情報を完全に秘匿ことにする。なおこの計画は2003年5月12日10時30分より開始する。
(2003年5月12日)
2@ 10時30分3秒、当時刻より、ルティン氏への止涙剤を投与すると共に計画を開始する。なお、この時点で使われた計画名については記録として残すことはしないため、この記録内では512計画と呼ぶことにする。
<止涙剤について>
止涙剤とは、脳伝達神経物質を全て特定のものに置換し、脳波の確認、コントロール、脳機能の停止を目的として投与される。副作用については第3研究室内に保管されている(J-13)に記されているため、ここでは割愛させていただく。
<投与時の会話>
投与前後の会話の記録を残しておく、なお音声記録については(K-1)に残しておく。
Y氏「この実験が開始されました。では、止涙剤を服用していただきます。」
L氏「今日はこの人類の進歩に大きく影響する計画の主役的存在として参加することができてとても気分がいい。どうぞ、よろしく」
L氏「これを飲むのかね?水と?」
Y氏「そうです。お飲み頂いた後は、コップと銀紙をその穴からお捨て下さい。」
L氏「わかった。この薬、喉につっかえるなぁ。」
Y氏「お飲みになりましたか。では効果が完
全に浸透するまで1年ほどお待ちください。」
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