応援コメント

第23話 6 第一ターニング・ポイント」への応援コメント

  • カイさん、こんにちは。質問がありますがよろしいでしょうか?半分騙されたり、誘惑に負けたりして進んだらダメとのことですが、これらは、ダメでしょうか?
    主人公の勘違いや話を聞いていないことで、飛んだ悪いことや、いいことが起きる。
    神様が主人公が欲しい能力を勘違いや話を聞いていないことで、主人公が最悪な目にあったり、とんだいい方向に進む。

    作者からの返信

     サファイア様、コメントありがとうございます。

     ご質問についてですが、『SAVE THE CATの法則』はハリウッド映画として見応えのある作品を作るための脚本術です。
     小説では映像で表せないものも書けるため、多少のアレンジは必要となります。
     ハリウッド映画鉄板の構成であっても、小説として面白くなればそれが正解です。

     「主人公の勘違いや話を聞いていないことで」とありますが、そもそも一人称視点であれば主人公の認識が文章に表れているので、「勘違い」はともかく「話を聞いていない」と書けませんよね。
     三人称一元視点であれば、読み手が正しい情報を知っていて、主人公が誤った認識をしていると表現するのは少し難しいですができなくはありません。

     「とんだいいことや悪いことが起こる」というのは、因果関係がきちんと前フリ(伏線化)してあれば問題ありません。

     で、最近私が考えているもうひとつの視点「読み手視点」について考えを深めたいところです。
     概念としては「語り手視点」である三人称視点・三人称一元視点なのですが、読み手自身に感じさせるものを書くという点で異なります。
     表記は三人称系なのですが、一人称視点よりも深く没入させることも可能です。
     読み手が欲しいと思った情報を先回りして書いていく。もちろんミスリードもありです。読み手に与える情報を操作して物語への没入感を深めます。
     主人公が勘違いをしているとは直接書かずに、婉曲表現できるかどうか。直接書くと没入感が薄れます。主人公の言動だけで「勘違い」を表現するのです。
     主人公が話を聞いていなかったことはそのまま書いてもかまいません。

     「読み手視点」が書けるようになれば、大賞や書籍化がぐっと近づくと考えております。
     そのために私も勉強に勤しんでいるところです。
     「読み手視点」の研究を深めてまいります。