第8話 念話
浮上して、何か目印になるようなものが無いか?探すが・・・無い。
全体に同じような森の山の風景だ。
ま、仕方がないので、再度地上におりて、先ほどあの娘と別れた場所をマッピングに印をつけておいた。
・・・と、おやおや、このあたりでは魔物が出るんだな。気配がビンビン伝わってくるけど、これ、僕がターゲットにされているのか?
マッピングで表示して確認すれば、あれ?こいつは何だ?
ゴブリンでもオークでも無い、四つ足のドラゴン? イヤ、蜥蜴のでかいのが僕に狙いを定めて、ゆっくり近づいてくる。
アスカランを出して構える・・・15m・・・10m・・・
奴の足が早くなった! 瞬歩!で距離をあけて下がって、光射!を直観的に使ってみた。光の射線?ってことだろ? まあ、実際には光の筋が数本飛んでいって、大蜥蜴の顔面に3本刺さって通過していった。
あれ? 効いてないの? ・・・・違う、奴はもう死んでいた。
光の速度で一瞬で奴の脳に3本の光の筋が通り抜けていったんだ!
*アスカランで光射を使う
鑑定!
*森リザード レベル250 体長2m~5m
・森の中の川辺に住み着く
・俊足、剛腕、噛みつき、尻尾による打撃、体当たり(ほぼ1t級)
・革は人気の高級素材
・肉は、鶏肉っぽく美味、高級食用肉、無毒、
こいつは3mくらいの奴だったけど、5mくらいのもいるのか~2t車が体当たりしてくるんだな・・・
(パチパチ・・・パチパチ・・・)
うん?何だ? あれ?いつの間に?
あいつ、さっきの猿、モンクじゃないのか?
それは・・拍手? まさか~?
(おい、人間、お前強いな!)
うん? 誰? 周りをみても誰もいない、またどこかに隠れているのか?
(違うわ! どこを見てるんだ? 俺様だよ、モンク)
何だって!? 猿を見れば、まるで自分を指さすようなしぐさ?をしている。
(なあ、人間、聞こえているんだろ? しゃべらないで良いから・・・伝えたいことを思えば良い)
(なんだって? こうか?)
(そうそう、できるじゃん、ずっと、最初から話しかけていたんだけどな・・・お前、無視するから、石を投げてやった)
(そうか、悪い! でも、お前のおかげで、何か、分かるようになったな。モンク、ありがとう!)
(人間、お前凄くないか? これは念話っていうんだ。今までは分からなかったのに、こんな短い間に覚えたのか?)
(ああ、そうらしい・・ それで、何で?また出てきたんだ? 忘れ物か?)
(いや、ずっと、隠れて見ていた)
(そうか、全く分からなかったな・・・あのおチビさんも一緒か?)
(ああ、アイツはもう帰ったよ・・)
(なあ、お前と言い、あの子といい、何なんだ?)
(ひひひ・・・ま、秘密だ! それより、それ、食えるのか?)
(ああ、人間は、こいつの肉を食べるみたいだ)
(そうか・・・少しくれないか?)
(別に良いけど・・・解体後の肉だけで良いか?)
(ああ)
と、収納内で解体して、ブロック肉を1個出してやった。
(ふ~ん、イヤな感じはしないのだな・・・ありがとう、もらっておくよ、じゃあな!)
と、ブロック肉もろとも一瞬で消えた。転移か?
それはそうと、と、自分を確認してみた。
また、レベルが上がっているし・・・
レベル ー>1800
新規模倣スキル:念話 (モンク)
不思議な森だな、魔物が住んでいないエリアのこととか、不思議な少女に、念話する猿・・・絶対に秘密だろ! これ・・・
さあ、今日はもう帰ろう。市場で食べられるものや菓子や果物を買い貯めておこうか、また、あの娘に会うことがあれば・・・あげよう!
宿に戻ってきて、また一人でニヤついている・・・
自分を鑑定!して・・・
*神谷健(かみやたける)転生者・異世界人
・レベル 偽装 60->150
実際(600->900->1500->1800)
・転生神の加護※ (状態異常無効)(レベル上昇加算)
・スキル (鑑定)(模倣)
・魔法適性:(全般)
=>模倣スキルなど
*念話
*瞬歩
*重圧
*気配察知
*身体強化
*投石
*こん棒
*剛腕
*剣術
*弓術
*必中
*剣戟
*魔法鞄 容量無限、時間停止空間+時間経過空間
・転生神の加護(不壊、攻撃反射、魔法反射、反射無効)
・サイズ・色など調整可能(使用者の思いのまま)
・目録機能、清浄、収納内解体、分別、・・・・
・ワイバーンの革製、自重軽減
・使用者限定:神谷健
*エリーナ王家の短剣
・ミスリル製
・風魔法・斬撃・風刃
・使用者レベル要200以上
*腕輪魔道具(生活魔法)
生活魔法をレベルアップと強化できる魔道具
・ミスリル製、銀色
・火、水、風、土、ヒール、クリーン、光(ライト)
*腕輪魔道具(聖・浄化)
・ミスリル製、金張り金色
・浄化、清浄、解呪、解毒、回復、治癒、
*魔剣:カロンドラ 大剣、 火属性強化 ミスリル製
*魔剣:アスカラン 短剣 光属性強化 オリハルコン製
*魔剣:ブラッド ナイフ 吸血ナイフ オリハルコン製
*魔弓 風の斬撃を放つ、
所有者のレベル・魔力量に応じて矢の本数に限度がある。
(詳細)
*魔剣:アスカラン 短剣
・オリハルコン製
・光属性魔法強化
・自重軽減、清浄、不壊、
・浄化、清浄、解呪、解毒、回復、治癒、
・斬撃(光刃、光射、光槍、光弾)
・攻撃吸収(魔法・物理)変換して所有者の魔力を補充
(所有)
*エリーナ金貨 5500枚
*エリーナ銀貨 3000枚
*3cm5cm宝石玉 ダイヤ、ルビー、サファイア、エメラルド 全50個
ミスリル製のプレーンな指輪
*指輪:攻撃無効
*指輪:状態異常無効
*指輪:レベルアップ強化
*指輪:魔力貯蔵
**瞬間移動の指輪
・目で見える範囲で移動(転移)できる。
・気配遮断機能付き
・サイズ自動調整
**浮上の指輪
・重力魔法で空中に浮き上がる
・瞬間移動の指輪との組み合わせで、遠くまで移動可能となる
・サイズ自動調整
転生神の加護の詳細の一部?が見えてきた。いままではきっと、僕のレベル不足で見えなかったのだろう。
それにしても、レベル1800って? これ異常に高い数値だよな・・・偽装とのギャップを縮めよう! 150くらいでいいか?
現在模倣スキルは12個あるけど、全部アクティブだ。まあ、そんなに使わないものもあるけど。
アスカランの光魔法攻撃の威力には驚いた!
大量の金貨、銀貨はいまのところ秘蔵だ。使う予定も無い。
魔法の指輪もいろいろあるけど、今は、瞬間移動(転移)と浮上の指輪がメインだな・・・
今日、市場からの帰りに、商業ギルドへ顔を出して、5cmの水晶玉って売れるのかな?って出してみたら、『金貨5枚で買い取ります、何か個人証明のようなものは?』って言われてしまったが・・・
なので、「ああ、すみせん、相場を知りたかっただけなので、また、出直します」って、早々に逃げ帰ってきた。それにしても水晶、高くないか?
まあ、どっちかのギルドの会員にでもなれば良いんだろうけど、どうする?僕・・・
まだ、何もこの世界で関わっていないよ?
森で、ゴブリンやオークや大蜥蜴を倒して、オークのお宝をいただいた・・・・だけ。
少なくとも、街の人とは関わっていないよな? ここのおかみさんと、市場の売り子さんたちだけか・・・
あとは、あいつらだけど、あれは・・・秘密だろ? きっと・・・
でも、そうか! 例えば、冒険者登録して、低級なランクのカードでも個人証明になるのだろうか? まあ、現金決済なら問題無いだろうけど。
手持ちの宝石を商業ギルドへ売り払って…いや、駄目だな、どこで盗んできた?って、絶対に疑われる!
まあ、地道に、冒険者登録してみようか・・・・明日で良いや。今日は寝よう!
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