歪
余白丸
○
毒入りのカエルステーキを掌に
有刺鉄線のアーチを巡り
砕けたガラス壜を散らしながら
僕は歪んだ青色の海を
ゆっくり ゆっくり ゆっくり
僕は君の瞳を盗んでしまった
透明な色した世界を見ている
歪んだ君の顔と僕の顔
変色する?変身する?変化する?
毒入りって知ってたのに
痛いって知ってたのに
壊れたって知ってたのに
君は歪んだ赤色の空を
ゆっくり ゆっくり ゆっくり
歪 余白丸 @nac_legar
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます