第130話 悲恋

 部屋に入ると、愛子が何故か満面の笑みでいる


 徹には、意味がわからなかった

 

 何故、この女は、俺にこれだけ冷たくされているのに笑うのか?


 愛子のことが馬鹿に見えた。



 「もう一度言う。

  否、何度でも言う。

  実家に帰ってくれ!

  俺は、麗子さんを愛している。」


 天国に行ったり

 地獄に堕ちたり

 泣いたり

 笑ったりで

 愛子は、本当に疲れていた。


 もう、気が狂いそうだ…



「私、徹さんにすでに伝えました。

 私には、帰るべき実家は

 ありません。ここで、徹さんの

 子どもを産んで、徹さんと育てる

 って、私も何度でも言います

から。」



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