第4話 神様のいたずら
優子が幸せそうに笑う
急いで駅から小走りで港に来たので
愛子の髪のリボンが解けて…
神様のいたずらで
徹の行先に落ちる…
女子学生の笑い声…
薄紅色のリボン。
素敵な徹さんのしなやかな長い指が
愛子のリボンを拾う…
愛子には、その1コマ1コマが
くっきりと脳に焼き付いている
聡明な徹は、優子の赤いリボンが
付いているのを見て、
「こちらは、貴女のものですか?」
愛子に尋ねた…何という事か…
声もいい…
マジで、気が遠退き
気絶しそうになり
愛子がよろけると…
反射神経の良い徹が
愛子を支える
出来過ぎの話だが
神様のいたずらって
そんなもの
「大丈夫ですか?」
2度目の徹の声で
ガチで気絶した…
軍人たるもの、気絶した女子学生を見捨てるわけにもいかず、元来優しい徹は、優子とともに、愛子の家に愛子を送る事になる。
気がつくと、徹の腕の中にいた…
暖かいし、たくましいし、カッコ良すぎて、このまま死んでもいいと愛子は、思った。
完全に恋に堕ちた…
徹の同期の軍人の車を借りて、送ってもらう。車に乗ると意識がハッキリしてきた。優子が横浜駅で降りる。心配そうに愛子を見送る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます