告白

卒業式 杏が代表して式辞を唱え式が終わ


った。そしたら、結が呼び出していた。生徒会室に戻ったら、結が杏に伝えようとしていた。その雰囲気を察して聖美は隠れた。


---半田先輩。あなたが不在の生徒会室何て想像出来ません。あなたは学校を救ってくれた。それ以上に、私を救ってくれた。私は中学の時、無視されていた。仲のいい子たち数人にクッキーをあげたの。その評判が良く材料も少し余っていたから翌日に持っていったの。もちろん男の子にもあげたけど、それが面白くなかったようで男子に媚売ってるとか言われてその後からだんだん声が届きにくくなっていてだからそういう事がない女子高を選んだ。教室にいるのは怖かったし、でも学校には携わりたかったし、それで生徒会にはいりました。でも、生徒会に先輩がいた。私の緊張をよそに積極的に話しかけてくれた。勧誘する訳でもなく話しかけてくれた。クッキーを渡した時も喜んでくれたし。先輩は今まで


出会ったどの男子よりかっこいいし、決断力があってこの学校も救ったし、私に無いもの沢山持ってる。そんな先輩が好きです。付き合って下さい!


---ありがとう。そう思ってくれていたなんて素直に嬉しい。でも、ゆいちゃんの好きはなんか違う気がする。憧れ?尊敬?そんな感じがするの。恋とか愛ではない気がするの。貴女の事は好きだけど、愛する自信がないの。何か、妹みたいな感じもするし、でも前みたいに逢えないけど、SNSも繋がってるからいつでも連絡取れるし、困った事があったら夜中でも、連絡頂戴。

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