鮭フレークが食べたい!
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鮭フレーク買って食べたい。
スーパーなどで瓶詰めに売られている鮭フレーク。
小さい頃はよく冷蔵庫にあるのを見掛けたけど、いつからか見掛けなくなった鮭フレーク。
1日食べる量はスプーンで何杯までと決められてたっけ。
鮭フレークが好きなわたしは瓶にたくさん入ってるのに、どうしてたくさん食べちゃダメなのか分からなかった。
今なら、子どもに塩分が高いものはそんなに食べさせられないという親心だろうと分かっている。
白いごはんにふりかけのようにさらっとかかった鮭フレークは美味しかったけど、わたしには物足りなかった。
せめてスプーンであと一杯食べたかった。
少しずつとはいえ、食べればその分減る。
だけど今思えば、鮭フレークの消費は早かったと思う。
開封した次の日には残りが半分以下になっていたことが多々あった、
食い過ぎだと父に怒られたけど、そもそも父が監視してる前で鮭フレークを白いごはんの上にかけなくちゃいけなかったから食べてる量を知ってるはずなのに、怒るのはおかしいと思う。
まぁ、言わずがな犯人は父で、母やわたしたち姉妹の目を盗んで鮭フレークを大量に食べてただけなんだけどね。
何故、バレないと思ったのか未だに謎だ。
発見した時は、『うはぁ、うはぁ』と鼻息荒く貪るように鮭フレークを食べる父を見て『うわぁ……』と子どもながらにドン引きしたのを覚えている。
そして、次の日に『減ってる! てめぇ、鮭フレーク食っただろ!』とわたしにキレるのだ。
大人になって、鮭フレークが我が家から消えた理由を理解した。
嫌な記憶だから、脳が思い出さないようにしてたんだと思う。
我が家から消えた食べ物っていくつかあって、殆どの原因って父だよなと呆れてしまった。
今なら、鮭フレークを食べ放題だ。
でも、鮭フレークはしょっぱいから単品で食べるのは控えたい。
白米と混ぜて、鮭フレークおにぎりにするのも良い。
お茶漬けにした時に鮭フレークを乗せて、食べるのも良い。
お粥にかけて食べたい。
米以外なら、食パンに乗せて食べたりも有りだと思う。
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