ハンバーグが食べたい!
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ハンバーグが食べたい。
昔は嫌いな食べ物ランキングでトップ3に入っていた。
好きな食べ物ランキングに入っているはずのハンバーグが嫌いなわたしはおかしいと何度言われたか分からない。
ひき肉が嫌いで、たまねぎやパン粉などが入っていてもひき肉の塊であるハンバーグがどうしても好きになれなかった。
母の手作りハンバーグを美味しそうに食べている家族を見て、『正気か?』とドン引きしてた。
家族にとっては、ハンバーグが見えなくなるまでマヨネーズをかけて顔をしかめながら食べるわたしが『なんだ、こいつ』状態だったんだろう。
年を重ねるごとにひき肉が少しずつ食べられるようになって、わたしはハンバーグにはマヨネーズじゃなくて味ぽんをかけたら食べられることを知った。
外食で強制的にハンバーグを食べることになって、デミグラスソースがかかっているハンバーグは食べられることを知った。
母からしたら、「わたしの手作りハンバーグは食べないくせに、お店のハンバーグは食べるんだな。すみませんねぇ、美味しくなくて!」と気分の良いものではなく、根に持たれて今でもネチネチ言われている。
デミグラスソースがかかっていればハンバーグは食べられるみたいだと説明しても、誤解をとくことは出来なかった。
母には申し訳ないことをしたけど、子どもの中でわたしにだけ残すのを許さず強制的に食べさせるのはやめて欲しかった。
お茶が有名な県にハンバーグが苦手な人でも食べられるというハンバーグのお店があるようだ。
そのハンバーグを食べたら、どう思うのか食べてみたいと思うわたしがいる。
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