BIOAGE/バイオエイジ

鼠棚壕

第1話 暴走龍

 深夜。空は煙で曇っているのだろう月も星も見え無い。手元足元を照らすのは今いる廃高速道路の照明柱のみである。

 生きているが廃れた高速道路は国境戦線から三十キロの地点に存在する。戦闘行動は午前一時を回った今でも続いており、ここからでも兵器や兵士なんかを焼き尽くしているのであろう真っ赤な炎や黒煙などがイトミミズのように細く、チラチラと遠くに見える。どんな兵器を使っているのか、時折微かな地響きがここまでやってくる。

 男は今まさにその事象を観察していた。

 その男は全身を国連軍第一種戦闘装備で覆っていた。ただ通常の装備と異なるところは、銃火器の類を一切持っていないことと、何も被っていない頭部にガスマスクを着けているだけであった。久方ぶりに纏った戦装束は男に懐かしさと緊張感を与えていた。

 被っているガスマスク越しには決して分からないが、ガスマスクをしていない一般市民がそこにいたなら、やがて有機物と無機物が極限にまで酸化した嫌な臭いをかぎ取るだろう。「血と硝煙の臭い」という表現があるがそんなものは所詮文学的表現に過ぎない。血や硝煙といったカテゴリはそれ以外の可燃物と共に総じて不快に焼きつくされ、判別は不能となるのだ。

 三時間も前からこの光景を観察している。炎や煙が段々と右もとい北の方にゆっくりと移っていくのを見るのは飽きないが、仕事をしている気がせず、気が緩みそうになる。煙草でも吸おうかと思った時、機器に通信が入る。

 「聞こえるかナッドサット。こちらは十八番バックヤード」

 背後に怒号や悲鳴が聞こえる

「聞こえている」

 連続した射撃音と金属音だろうか。

「五分前、東軍のD型装甲兵が当番バックヤードに侵入した。ここで奴を止めるのは無理だな。進路的に奴はそちらへ向かうはずだ。ニューヨークへの最短経路だ……。言いたいことはわかるな?」

 雷のような、おそらくはコンクリードの砕ける音。

「解った」

 背後の兵士の悲鳴か?

「交代時間まであと二十五分だ。それまで死ぬなよ」

ごく自然な流れで、しかし、不自然に通信が切れた。

 男、もといナッドサッドは足元に横たえてある商売道具を起こす。それは棺よりも一回り小さい、金属製の白い長方形である。単なる金属製の長方形と違うところといえば、全ての平面に十字の赤い溝が彫られていることだろうか。

 微かな地響きの中に、また違った種類の微かな地響きを感じる。その間隔は一定であり、その主はかなりの重量の持ち主であることは想像に難くない。事実、地響きはすでに小規模な地震とほとんど同じものとなっていた。

 奴は二十五分もしないうちに来るだろう。

 商売道具の上辺、そこを垂直に通る赤い溝に手を掛ける。湿った不快感を催す音をたてて棺が開く。荒い金属繊維で覆われた無数の管。それに所々こびり付く赤黒い肉のようなものが脈打っているのが見える。いや、比喩するまでもなく、それは血肉であった。血管が脈打って血液を随所に送り届けているのである。

 準生物系軽金属装甲の大籠手。白い棺のパーソナリティである。

 しかし、白い棺は自我を持たず、何の権利も持たない。遺伝子登録をされた者のみがソレを行使する権利を持つ。棺を肩幅まで剥し、ナッッドサットが嵌めていた両の手袋の甲の部分の布を剥す。剥した甲の部分には更には金属板があり、うっすらと基板の回路のような物が見える。ここに人体から発されるわずかな電流を用いて使用者にはよくわからない演算などをしてくれるらしい。

 二つに剥された棺は地面の方で金属製の肩幅もあるベルトのような物でつながっており、真っ二つになるのを防いでいる。

 それを背負う。両端から一回り大きな機械の「手」が出てくる。腕部が堆積を増やす方向に拡張された。本物の両手の動きに合わせて機械の手が動く。そのたびに巨大なステープラーかトングに挟まれた気分になる。またはロボットになった気分に。重量は忘れたが自動車より重いのではなかったか。予め着込んでおいた簡易外骨格のおかげでいくらかマシだが、それでも結構重い。軍で経験を積まなければ自由には動かせまい。これは兵器である。

 男、アベル・ザ・ナッドサッドは現在軍人ではない。ファッキングボムと揶揄される街で肉屋を営む予備軍人である。予備軍人なので軍をやめた後もこうやって有事の際には呼び出されて仕事をすることになっている。理由は本人が話したがらないため不明だが人前に出るときは常にガスマスクを被っていたため、ガスマスクの肉屋と呼ばれていた。                

 彼はこの日雇っている従業員の若い男とそのツレの見舞いをする予定だった。久々に三人で集まるためにかなり楽しみにしていた見舞いだったが、今回の件でナッドサッドはいけなくなってしまった。よくよく考えたら連れ合っている者同士の会合に混ざるのは気が引けるように思っていたが、このような件で呼び出されて予定が流れたことに大変腹が立っていた。東軍D型装甲兵、決して生かしてはおかぬ。

 構え、息を吸って吐く。体だけでなく、精神も戦闘用に作り替えていく。

 来やがれ下種め。


 D型装甲兵は混乱していた。この者は二足歩行をするが、運用者よりもはるかに大きく、また、指の本数は少なかった。肌の色もこちらを見上げる(こちらが見下げる)運用者たちのどれとも一致するものはなかったように思える。

 運用者たちはこの者をいつ来るかも知れぬ実践に投入すべく多大なコストを支払っていた。本体、武装、生活環境の安定性は申し訳なかったが、精神だけはどうも安定しなかった。D型装甲兵とのコミュニケーションはマンガに登場するモンスターのようにこちらに都合よくとれるようにできていない。開発者側からは境遇を同じくする、自分と同じ、仲間ととれ安心できる存在がいないからではという報告書があがった。訓練移動に麻酔を使用しなくてはならない上、食事や属清掃のたびに負傷者を出すような暴れ方をするため、報告書を受け取った軍の担当はすぐにでも“仲間”の生産に取り掛かりたかったが、直前に起こった世界恐慌のため予算縮小をくらい計画は座礁した。

 その増産計画の代替案として浮かび上がったのが、情報の分野で開発されていた「意識の数値化」の研究の応用であった。この研究は人間の意識を電子化する際に「意識を正しくコピーできているか」「このAIに自意識はあるか」を確認するための研究であった。

 実用化に成功したばかりであったこの技術をD型装甲兵の運用部隊はさっそく取り入れ、D型装甲兵の脳を人間とコミュニケーションを円滑にするように改造なり何なりを施したが、ダメでした‼その結果D型装甲兵はキレて暴走し、開発主任の大尉はくたばり次に責任が回って来たのが誰だっけ‼このナッドサッドはせっかくの予定をおじゃんにした奴の名前も顔も階級も忘れました‼ムカつくぜバーカ‼肛門括約筋がおシャカになるまでF*ckしてやる‼でも連絡は昔の同僚がしたからね‼困ってる友達は見捨てねーのがナッドサッドのポリシーであった。

 そんなことは露知らずD型装甲兵はこの心の内を鎮めるため、しかしやり方などわからぬため足元に引っ付いてくる小さめの兵隊や胸元まである車なんかを沢山文字通り踏んだり蹴ったりして所属していた8番バックヤードから脱出し、続いて9番~十八番バックヤードを無力化鎮静化していったが、バックヤードには兵隊が師団単位で活動可能状態になっているため本格的な逃走は不可能だと思われた。しかし、運用部隊は「データがとれるから」という理由でニューヨークに接近するまで放置されることとなった。

 ここで疑問が浮かび上がってくる。何故不況のせいで予算削減されるようなD型装甲兵運用部隊がこの件について発言権をもっているのだろうか?途中で大統領が変わったわけでも、まして今やっている戦争にめどがついたわけでもない。黒い噂や伝説は数多くあるが今のところナチスや徳川やラインの埋蔵金を発掘したからという説が“正解に近い答え”ということになっている。噂は歴史となり、憶測は事実となった。

 やがてD型装甲兵の目の前にバイパスが見えてきた。戦前に廃れて今もそれきりの高速道路であることを彼はネットを通じて知っていた。ただ需要はほぞ細とあるようで点々とある照明柱が死んだように静かな車道を照らしていた。大脱走から時間が経つにつれ、突然の意識の言語に混乱していたのが落ち着いてきた彼には余裕というものが生まれていた。そのまま料金所を潜り抜けると車になった気分がした。無理に通過したことで遮断器が破壊され、警報の赤色のランプが回っていることには気づいていない。

 一世紀以内に無人化の完了した料金所には通常ならば人はいない。しかし、今回ばかりはここを通過予想地点とし、偵察兵が料金所の屋根の上に二人潜んでいた。彼の大地を揺らすような移動をやり過ごした二人は、ここから何キロか先に待ち構える男に連絡を入れるとそそくさとその場をあとにした。



 奴が来る。連絡が今さっき来た。料金所を抜けたらしい。ナッドサッドは型に力が入っていたことに気づき、それを抜こうと努力した。無駄な消耗はいつも敵だった。


 振動が大きくなる

  心音が激しくなる

   数多の光源が明滅している。


 そうしてヤツは姿を現した。

 奴は白い鎧をまとったようなティラノサウルスだった。


 奴の姿が米粒ほどにだが鮮明に見えてきたときにはもうナッドサッドは「それ」を行っていた。装填である。三〇〇メートル先よりそれを見たティラノサウルスがこちらを轢かんとばかりに加速してくる。時速60キロから80キロ。

 ナッドサッドはこれを避けない。正面に迫る鎧をハッキリと目視した瞬間、ティラノサウルスの右膝を受け止める。全身にトラックが衝突したかそれ以上の衝撃が走る。しかし「構え」と脚部装備のおかげでナッドサッドの体は足から根が生えたかのごとく、地面から離れることは無い。恐竜に衝突するのは初めてだったが訓練でトラックに衝突したのは一度や二度ではなかった。なんだか懐かしい気分になったがそんな場合ではない。そのまま膝を装甲ごと破壊しなければならない。

 できるのか?押しつぶさんとばかりに膝関節を握る。

 当然!本当の手で引き鉄を引いた。

 そして爆裂した。

 瞬間、ティラノサウルスには何が起こったのか理解できなかった。正面には雑兵一人のみ、そのまま突っ込んで散らせそうだったが、怪しい挙動をしたので用心のために加速したはずだ。しかし何故だ?右脚部で奴を蹴り上げたと思ったが、あろうことかこちらの視界が大回転し無様にも転倒してしまった。何故だ?

 垂直になった視界に雑兵だった者をとらえる。照明柱の逆光でうまく見えないが大柄な男だ。身長は200センチを超えているのではないか。

 知っているぞ。貴様、その白い腕は。

「以外だな。単にあちらさんの装備が足りてなかっただけか」

 男が身の丈ほどもある何かをこちらに投げた。鈍い音を立てながら地面に弧を描いて投げられたソレは自分の右膝から下だった。自分の足の裏を見るのは初めてだった。右膝から下は怖くて見られない。きっと爆発で断面はぐちゃぐちゃになっているだろう。

「計画していたのか?」

「何のことだ」

 足の裏を見つめながらの会話になる。

「喋れたのか。脱走のことだ」

「喋れるさ。脱走はいや、特に……」

 ここにきて、自分はわりと考えなしに行動していたことに気付いた。走っていた時は主に苛立っていた。

「呆れたぜ」

「そうか」

 自分は何をしたかったのか。単純に苛立っていたのか、それともなんだ。

「ティラノサウルスの最高時速は何キロだったかな……意外と遅かったような気がしなくもないが……。お前何キロか分かるか?」

「エッ」

 今それ聞くのか?

「暫く外に出ないと苛立ってくるのは恐竜も変わらないんだな」

 男は武装したまま首に手が届きそうな場所に胡坐をかく。相変わらず逆光だが目が慣れてきて男がガスマスクをしているのは分かった。表情は読めないから声色と気配で判断するしかない。

 提案がある、と男が言う。白い装甲が光る。

「このまま俺が本営に連絡すればお前は脚を治され再び狭ッ苦しい場所にぶち込まれる。だがな、お前が自首すればだ、お前は軍属で言葉を話せる。ティラノサウルスといえどある程度の権利は東京条約で保証されてるから裁判を起こせる。そこで日ごろの不平不満をぶちまければアンタの減刑も職場の待遇の改善も夢じゃない。しかもアンタの訴えが上層部の連中の耳に入れば嫌な上司はお叱りを受けるかもしれないし、現職の連中や後々入ってくる後輩たちの職場環境だって見直されるかもしれないんだぜ」

 いいんだよ不平不満で。ティラノサウルスなんだから。と、付け加えた。

 この男の言っていることは正しいのか?信用していいのか?この男よりは短い人生経験から一生懸命判断材料を探る。今決めなければならないことをとっさに決められないことは滑稽だ。逃げるときは感情に任せて後先考えずに逃げたというのに。

 ふと、数十分前の走っていた時の感覚を思い出す。重い装甲を纏いながらも自由に走る感覚。硬い基地の地面、破壊された凹凸の地面、水っぽい土の柔らかい地面。大地を蹴り続ける感覚から、新しい感情が芽生えていたような気がする。それを邪魔されたとき、非常に腹立たしかった。

 このまま男が報告すれば俺は二度とあの新しい感覚を得られないだろう。あの感覚は基地では得難いものだ。できればもう一度、俺はあの感覚が欲しい。アレが何だったのか、それを確かめたい。


「電話を、寄越せ」

 手を伸ばして頭部に触れ、回線のアクセス権をダウンロードさせる。手を離すと頭部の白い装甲に通話中のアイコンが浮かび上がり、それがグルグルと回る。

 自分がやったことはティラノサウルスの脚を砕いただけだが、待ってるうちに疲労が溜まっていたらしい。何もしたくなくなって、ただ上を向いた。灯りに邪魔されて星など碌に見えないが、それでも仕事のあとの関係の無い景色は綺麗に見える。ここに缶コーヒーでもあれば最高なのだが。ガスマスクを脱ぎたい気になったが親しくはない相手の前では憚られた。

 時刻は午前二時になっただろうか?夜はまだ長い。迎えが来るまではまだ時間がかかるだろう。

 眠くなってきた。こうなると大籠手を棺に戻すのも億劫だし、もうこんな仕事二度とごめんだと思う。お前はどうなんだとティラノサウルスの方を向いたが、ティラノサウルスがどんな気持ちで自首電話しているのかは分からなかった。


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 それから半年もしない内に軍のホームページ内にティラノサウルス事件の判決結果が掲載された。執行猶予付き実刑判決。外部の人間に知らされたのはそれくらいだった。待遇が良くなった噂は聞かないが、少なくともD型装甲兵の下剋上が行われたようなことを匂わせる噂は現在に至るまで聞いたことが無い。少なくとも連中の堪忍袋の緒が切れるような事は今のところ起ってないのだろう。

 さて、事件の翌々日には俺は肉屋を再開していた。地元住民が肉不足で餓えた話は聞かなかったが代わりに魚屋の売り上げが上がったらしい。魚屋をライバルだと思ったことは無いが今回ばかりは遅れた分を取り戻さなければ面子が潰れるため三日分は頑張らなければならない。

 しかし一日で失った利益分の仕事をするのは困難である。肉をいつもより早い時間に多めに安売りするとかそんな感じになるが、まあやはり頭良くないから無理はしないほうがいいかと思っていた矢先、電話が鳴った。

 一日目の業務を終え、二階の自宅で夕飯を食べつつマリナーズとどこだったかの試合でも見ようとしたのを妨害された気分になりながら一階で鳴っている電話の受話器を取った。

 お電話ありがとうございます。君津精肉ファッキングボム店です。現在営業時間外でございますがどのようなご用件でしょう。

「こないだのティラノサウルスです」

「何――――――ッ⁉」

「俺を雇ってくれ!」

「待って!あの体格で⁉」

「今小さいサイズの身体に収まってる」

「便利だね‼ところで裁判どうだった?」

「サイト見たよな?執行猶予付き実刑判決期間非公開。あんまり詳しいことは言えねえんですけどまあそれなりに猶予はありますぜ。今週暇なんです」

 なんもわかんねえよ。

「わかった!一週間以内に営業時間以降に履歴書と身分証明書と口座の番号わかるやつ持ってきてくれよな!面接やっから!あとお前自分のせいで何人死んだかわかってるか……?」

「やっぱ詳しいこと言えませんけど派閥がスッキリするくらいには……二次災害の死者の方が多いと聞きました」

「まあそれくらい覚えてりゃな……」

 返答に困ったのか五秒ほど沈黙が生まれた。

「それじゃあ切るな」

「ハイ。それでは失礼します」

 面接日を楽しみに待っています失礼しますー。

 そしてヤツは三日後にきちんと営業時間終了直後に面接にやって来た。白い装甲が付いていない代わりに身長が170センチほどに収まったような姿をしていた。店内掃除も食品廃棄もレジ閉めもこれからだったので面接はそれっぽく済ませた後(住所は官舎ではなかったが俺もよく知る情報部の人間の住宅のすぐ近くに住んでいた)、早速店内掃除とレジ閉めの作業を教えた。レジ閉めの方はまだ怪しいが掃除は店舗のレイアウトもあったが一番の懸念材料であった「尾尻が邪魔をする」という事態もなく速やかにマスターすることができた。生体工学とは恐ろしいものだな。

 ちなみに食品廃棄の方は当分させることはできない。ヤツは食品廃棄物は食わねえといっているし俺はティラノサウルスに食品廃棄物を食べさせる気は毫もないし、まあ色々と言えないものも売っているから猶更なのだが。

 一か月たってティラノサウルスが仕事にも慣れ、ほかの従業員とも親しくなった頃、営業時間終了直後に電話が鳴った。

『ナッドサッド、頼みがある』

 俺の店でも世話になっている人造肉製造工場の機密漏洩に関する案件だった。すぐさま出発しなければならないため閉めの業務をティラノサウルと従業員に任せると白い棺を背負って表に止めてあった大型二輪で出発した。


 ファッキングボムに肉屋を構えるガスマスクの男は、明日の商品を仕入れるために街へ繰り出した。

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