応援コメント

技法としてのプロット(下)」への応援コメント


  • 編集済

    朔之玖溟 (さくのきゅうめい)さん

    近況ノートへの丁寧なコメント、ありがとうございます。
    そして、近況ノートへの返信では確認にお手間を取らせると当方が判断したため、こちらの方へ返信することにさせていただきました。

    結論から言えば『発表してください』。
    未発表原稿の“偶然の一致”は、作家同士がおたがいに意識し得ないことですし、お互いの作品を読む以上お互いの執筆中の原稿の内容が偶然かぶることは十分にありえます。

    拙作『パクリ論』のなかでお伝えしたかったことは、あくまでも『作家本人の意志(怠惰、悪意、欺瞞等)による“自発的なパクリ”の弊害』です。

    朔之玖溟 (さくのきゅうめい)さんが私に確認の連絡をくださったのは、そういうことを『したくない』からだと勝手に信じます。
    『パクリ』とは、自身の創作活動に対しての、作家自身による“プライドの問題”なのだと、私はそう信じます。

    それから、『パクリ』論の目的は“主張”ではなく、“考えること”です。
    文章だけではお伝えしきれないことがありますことをご寛恕願います。

    『発表してください』
    むしろ、早く読みたいです。




    ……そして、朔之玖溟 (さくのきゅうめい)さんからのコメントに触発されて、追加で書きたいことが浮かんできました。『パクリ』論に加えるかもしれないし、別作品として出すかもしれません。
    勝手ですが、その許可を早めにお願いします。
    (なんちゃって^_^)


    作者からの返信

    アマノヤワラさんの迅速な対応とお気遣いには、感謝してもしきれません。

    >追加で書きたいことが浮かんできました。

    オオッ、どういうものか気になります。もし執筆して完成させたら、読みに行きたいです!!


  • 編集済

     良き本と創作論を教えていただき有難うございます。
     本の方は調べたら図書館にあったので、まずは借りて読んでみようと思います。
     いきなり買って理解できないと困るので(^_^;)
     
     自分だけのために好きなとこだけ描いて満足ならメチャクチャでもいいのですが、一人でも多くの人に見てもらいたいと思ったなら――または自分も作品として堪能したいのなら――エンターテインメントとしての技法は必要ですねえ。
     
     昔、自分が面白いと思った短編マンガ(小説ではなく)を、分析してテンプレート化できないかとやった事を思い出しました。
     
     短編なら起承転結がギュッと詰まっているし、短さを感じさせない面白かったモノを。

     が、やはり同じ系統の話を描く訳でもないし、好きな話でも自分のリズムと全部合うわけでないので、そのままはめていくのは無理がありましたね💦
     でも、どうしてここが面白く感じたのかとか考えることは、無駄でなかったと思います。
     ただ、今それを全然生かしてないのですが……(^_^;)

     そう言えば誰だったか忘れましたけど、自分だけのためにこっそり書いた小説を死ぬ間際に友人に送って、読んだら燃やしてくれと言い残した外国の方の記事を読んだことがあります。
     結局そのご友人が燃やすなんて勿体ないと出版社に送ってしまって、彼の赤裸々な私小説が世に出回ってしまったという顛末に。

     詳しくは知らないのですが内容が色々と発禁系らしく、一人でこっそり楽しむために書いてたようですが、最後の最後に本人としても完成度が高くて、ちょっとだけ他人と共有したくなったのかもしれません。
     そしてそれが作品的に、人に読ませるに十分たる力と魅力を持っていた。感性だけでなく、巧い技術を持って作られていたのだと考えられます。
     本人としては世界中の人に読まれて良かったのか、恥ずかしいのか複雑でしょうが(;´∀`)

    作者からの返信

     へえ~、短編マンガを分析してたんですねえ。短編といえども、かなり時間がかかったのではないでしょうか。凄いです!

     ブレイク・スナイダー氏のほうは、膨大な量の映画を分析して、売れる映画に共通する要素や、映画の流れをテンプレート化しています――が、おそらく本職が脚本家だから成し遂げられたのでしょうねえ。映画タイトルのオンパレードですから、青田さんの観たことがある映画もいくつか出てくると思います。

     それにしても、友人に「原稿を読んだら、燃やしてくれ」といった話が気になります。

     少し違いますが、ショパンの「幻想即興曲」の話と似ていますねえ。
     ショパンも親友に幻想即興曲を送って、「燃やしてくれ」といったとか(←有名な話ですが)。
     ただ結局、ショパンが生前弾いた「幻想即興曲」のオマージュが広まってしまい、親友はショパンオリジナルの「幻想即興曲」を公開するんですが。

     親友が約束を破ったのは置いておき、「他人と共有したい」というご指摘は的確だと思います。その外国の方にしても、ショパンにしても、「わざわざ人に送って燃やしてもらう!?」と思ってしまいますからねえ。もしかすると、「世に作品を出してほしかった」のかもしれません。
     まあでも、作者がどういう思いで友人に渡したのか、亡くなってしまったいまでは分かりませんがねえ。