第6話担当の馬鹿さ加減
今日、夜中に見つけたショッピングモールの事務の仕事にWEB応募しようとした。
しかし、エラーが出るので仕事終わりに直接電話して、障がい者雇用を専門としている派遣会社に電話した。
担当は若い女性の声であった。しかし、声だけ若いおばちゃんかもしれない。
ま、置いといて、僕は「派遣会社ですか?」
と、尋ねるとショッピングモールの正社員だと言う。派遣社員じゃなくて良かった。
事務の仕事と書いてあったので、そこを聞いたら、売上が伸びないテナントの売上向上の手段を一緒に考える仕事と言われた。
1人でですか?と、尋ねると、最初はフォローが付くが、最終的には1人で!と言われた。
僕は、商学部でも経済学部でもない。法学部法律学科だ。しかも、中退。
マーケティングなんて、素人だぞ!
そんな人間が売上向上出来るはずがないのだが、それを障がい者雇用するのだから、向こうは勝算があるのだろう。
この担当者は馬鹿で、僕のGメールに詳しく送りたいと言うからアドレスを送っても返事が送信されない。
電話が掛かってきて、エラーが出ると言う。
僕が伝えたアドレスは間違いない。
あーでもないこーでもないと1時間かかり、やっと6時過ぎにメールが届いた。
このガキ、自分がメールアドレスを間違えていたのだ。
それから、履歴書と職務経歴書を送付して下さい。と書いてあった。
「送付?」
どこの、ホームで履歴書を書けばいいのですか?
履歴書は、そちらでご準備下さい。
手書きの履歴書を送ればいいのですか?
出来れば、メールでお願いします。
何だ、この馬鹿!
初めから、メールで!と書けばいいじゃないか!
僕は、1時間かけて履歴書、職務経歴書を作成して送信した。
多分、書類選考で落っこちるだろう。
月曜日の返事は分かりきっている。だって、経営や経済を勉強してないんだから。
簿記なんかも知らねぇぞ。
だいたい、募集ではパソコン初心者でも出来る仕事です。と、書いてあるのに、売上向上の指導とはなんだ?
まぁいい。障がい者枠である。
ある程度の配慮はしてもらえるだろう。
今週の転職活動は終り。
この書類選考が受かるのは、万にひとつだ。
頭のいい障がい者はいくらでもいる。
受かったら、スーツを新調しなくては。
今のスラックス、太っていた頃のウエストだから、スラックスだけ作らなきゃ。
ま、再来週だな。
ショッピングモールのテナント管理。
やりたい仕事である。
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