大洋に故郷の山河沈みおり
無季語かと思います。
旧日本海軍の大きめの艦船の名称は、旧国名(大和、武蔵、長門など)や山河の名前(比叡、赤城、阿武隈など)から採られているんですよね。
乗り組む兵隊さんたちは、故郷にちなんだ艦船名を聞いて望郷の念を抱いたのかなと。
それらの艦船も多くの人々とともに、ほとんどが沈んでしまいました。
故郷の地名を持つ船が沈んだ時、戦場にいる人たちはどういう気持ちになったのだろうと思い(感傷に浸る間もなかったかもしれません)、作句してみました。
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