一章3話 装備とスキルと貴族
蓮司side
蓮司は自分のステータスを見て唖然としていた。
このステータスって、グレディアって名前…
これってまさか″アイデンティティ・ザ・ワールドオンライン〟の世界か?
じゃあ、俺ってまさか自分の作ったキャラになったってこと?!
それにここは…黒の魔障森林って確か、魔王の城があったはずだよな?
でも、それっぽいのどこにも無いし…
一体、何がどうなってここにいるんだ!?
とりあえず状況整理だ、、
それでは、この世界について説明しよう、この世界はグレディアが言ったように、アイデンティティ・ザ・ワールドオンラインの世界である。
では、アイデンティティ・ザ・ワールドオンライン、、、(長いから略してAWOとしよう)とは何か
それはグレディアの元の世界で大流行したMMORPGである、基本的にはPCでのゲームなのだが大流行に伴いP●5でも、プレイが出来るようになったというゲームである。
このゲームで蓮司(グレディア)はアリーナ対戦、ランク戦、魔物討伐数等々で1位にもなった実力者なのである。
ステータスを見ると、分かるようにRPGなどでもプレイヤーでは、見覚えのないような種族や中々、厨二くさ…おっと
ゴホン
ユニークなジョブではなかろうか。
何を隠そう、極神フェニックスの進化前である、フェニックス族はそれこそ1億分の1の確率で開発者が遊び心満載で詰め込んだ種族である。
キャラクター設定において、出てくる種族であり意地の悪いことに1人が選んでしまったら誰も選べなくなるというシステムまで存在した、種族なのである。
能力値は簡単、ラック以外の全ての能力値に補正大がかかるというなんとも言えないバグのような種族なのである。
そして、ジョブについてもユニークジョブであり、シークレットクエストをクリアしたら転職できるジョブであり、剣と魔法の両方で戦うジョブである。
ただ、戦闘に完全特化しており生産系スキルは全く覚えられないというデメリットもあるが正直パーティーを組み生産系特化のプレイヤーがいれば事足りるのでそこまで重要視はしなくても良いだろう。
スキルの取得に必要なSPも少なくなり、あまりのスキルの強さとレベルにチートを疑われたりもした。
そして、スキルの横にアルファベットがあるのが見えるだろうか?
それは全て、AWO内でのスキルや装備等々でのレアリティである。
上から
M=mythology(夢幻)
G=god(神)
L=legendary(伝説)
A=ancient(古代)
UR=ultra rare(ウルトラ)
SR=super rare(スーパー)
R= rare(レア)
UC=un common(アンコモン)
C=common(コモン)
と続く。
見ていただけたら分かる通りであり、かなりのスキルを持ちM級も何個かある。
このゲームでのskillは、M級を1人2個でも持てば初心者でもトップクラスに躍り出ることができる。
それを4個も持っておりちらほらG級、L級も見える。
それらを駆使して、戦う事でグレディアは世界一位に躍り出たのである。
グレディアside
やばいな、まあこのステータスってか、カンストしてんだけどこの力があればそう簡単に負ける事は無いだろうが正直、正面切って闘えるかどうかは別だろうな。
喧嘩とかはした事あるけど、それとはまた別だろうし。
それにこの装備は…
上装備=神仙鋼竜の鎧外套(M)
DEX+1500
状態異常無効 呪い無効 斬撃耐性+10 魔法耐性プ+10
コートのようでありながらも上半身部分は前の空いた鎧のようになっていて、所々に金色の装飾が散りばめられている。
下装備=神仙鋼龍のシャツ(M)
RES+1500
状態異常無効 呪い無効 斬撃耐性+10 魔法耐性プ+10
真っ赤なシャツであり、コートで隠れているが背中の部分には白い鳳を模した模様が描かれている。
ズボン装備=神仙鋼竜のズボン(M)
AG+1500
状態異常無効 呪い無効 斬撃耐性+10 魔法耐性プ+10
黒い軍服のようなズボン、世界一の硬度、魔力親和性を誇る神仙鋼竜の鱗を網状にして、作成したズボン装備である。
アクセサリー1=神仙鋼竜の籠手(M)
アクセサリー2=換装の指輪(L)
アクセサリー3=炎神のネックレス(M)
蓮司side
まぁなんだ、やり過ぎ感は否めないがこれだけあれば死ぬことは早々無いだろうな。
とりあえず、この森を抜けて街を探さないと
こんな不気味な森の中で野宿になっちまう。
歩く事、数分
????side
キンッ!キンッ!ガッ!
「くそっ、こんな森でなんて数の盗賊だ!」
私はコルミア王国の貴族である父の娘
所謂、貴族令嬢です。
まぁ、出来損ないと言われ居ない者として扱われておりますが。
そんな私ですが今回、辺境伯様のご子息の嫁として嫁ぐように言われたのでその挨拶をと、辺境伯様の領地を訪れた帰りに突然
盗賊に襲われてこのような状況になっております。
「お嬢様、必ずここを切り抜けますので出てきては行けませんぞ!」
「へへっ!金目の物と女、置いてけば命は助けてやるのによ〜ヒャヒャヒャ」
「クソ野郎がお前らなんぞにお嬢様は渡さん!」
だが、威勢だけで何とかなる人数差ではなく死者はいないがかなり押され気味になっている。
すると、突然遠くの方で大きな爆発音のようなものが聞こえる。
「なんだぁ?…まぁいい!死ねやー!」
盗賊の頭が振り下ろした剣が、護衛の体を切り裂く。
「うぐっ!あぁぁーーーー!?」
そして、よろめきながら馬車の近くで倒れる。
「これで終わりだなぁ!ヒャヒャヒャ!今度こそくたばれやー!」
絶対絶命かと、思われたその時
ドゴォーーーーン!
突如、先程のような轟音が鳴り響き盗賊の頭領の体が横くの字に折れ曲がり吹き飛ぶ。
そして、その状況を作り出した者を確認するように目の前を見上げた。
「よう、あんた大丈夫かい?」
不敵な笑みを作り、こちらに微笑みながら話しかける覇王が居た。
投稿が遅くなり申し訳ございません。
これから投稿再開していきますので、よろしければご覧ください。
よろしくお願いします。
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