覇王〜ゲーム時代の能力で異世界転移〜
天鳳 永遠
一章1話 え、、なにこれ、、、、
高校3年の夏休みが終わり、始業式へと登校しなければならないのに夏休み期間中にゲームにカラオケ、ボーリング等々に遊び呆け早起きができなく遅刻寸前でガンダッシュで登校するこの男、赤羽 蓮司
「やっべ、なんで目覚ましなんねぇかな!!」
注、スヌーズ合わせ5回なっている。
自業自得である。
「くそ、風呂も入れなかったし飯食う暇なくて腹減ったしで力、入んねぇよ〜」
と、いつも通学路で使っている商店街を立ち漕ぎガンダッシュの(中古で5000円で購入し、5年は使っているオンボロ)ママチャリで抜けようとしたとき
「……けて……」
と、路地裏から声が聞こえてきた。
何かよからぬことでもしているのでは無いかと思考を巡らせ仕方なく見に行くだけ見に行こうと声のした方へ向かう蓮司。
路地裏へと足を踏み入れ、奥へと向かった時にその場に佇む光り輝く渦が見えた
「なんだこれ、ゲームであるようなゲート…とか?w」
ゲートみたいだなぁ、目がおかしくなったかなぁ?
ありえない、ありえないと苦笑していた直後
「この世界を助けてください古の英雄様!!」
声がはっきり聞こえ、光り輝く渦は大きくなり蓮司を覆い吸い込んでいく。
「え、ええぇぇぇぇ!?
いきなりなんだよー!う、うわぁぁぁ!?」
蓮司を吸いきったゲートは、段々と縮小されていき
遂には跡形もなく消え去った。
数秒か、もしくは数分か、時間の感覚が無く意識を失っていた蓮司が目を覚ます。
そこには、辺り一面見渡す限りの、草、草、草、奥には木、木、木と大草原である。
困惑しているのか辺りを見回しぼーーっとしていた蓮司が口を開く。
「ここ……どこよ……もしかしてさっきのって本当にゲートってやつなんじゃ……」
じゃあ、もしかしてこれが異世界転移ってやつなのか?ッゴクリ
と、渇き切った喉を少しでも潤そうと喉を鳴らす。
でも、それって2次元の話なんじゃあ……それにさっきの声…古の英雄って言ってたななんのことだ?
と、少し身じろぎをした瞬間。
カチャリッ
音が鳴り、聞き覚えの無いような金属音の方向、つまり自分の服部分へと目をのばす。
「な、、な、、な、、なんだこれえぇぇ」
そこには、黒の鎧コートに金の装飾、中には赤いシャツに黒い軍服のようなズボン、コートの裏側は赤くなっている。
そして、深紅の宝石が埋め込んであるネックレス
金色の宝石が埋め込んである指輪
真っ黒なブーツといかにもな、ザ•厨二病である。
厨二病のコンテストが有れば間違いなく優勝するであろうファッションスタイル。
ここが現代日本であれば間違いなく警察に通報され、お世話になること間違い無しな服装である。
だが、ここは見渡す限りの大草原、警察どころか人っ子1人いない場所なので、間一髪命拾いした蓮司。
人がいるので有れば黒歴史確定である。
それに、蓮司は気付いていないが顔の部分も元の日本人とはかけ離れ、中世風な超イケメンにさらに赤い髪と蓮司が知った瞬間、悶えるであろう姿である。
さあ、ここから始まるグレ……っと、ここからはネタバレになりますので悪しからず。
この世界で蓮司が歩む物語。
覇道か王道かはたまた破滅か安寧か、あなた方のその目でお確かめください。
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