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    怪談:虚蝉(うつせみ)への応援コメント

    蝉の抜け殻って雰囲気ありますよね。私も子供の頃集めてた覚えがあります。ホラーの題材を探してくる嗅覚は流石というか、見習いたいところです。

    ただ、物語の途中から、焦点が抜け殻でなく卵に移ってしまったのは、その意味では興ざめというか、勿体ないと感じました。

    卵の何が悪いかというと、抜け殻に産み付けられてるだけで、蝉との関連性が感じられない点です。蝉はそんなところに卵を産みませんから。
    例えばこれが「羽化前の幼虫が残っていて、それを食べた」とかなら、納得のいくところだったと思います。

    もう一つ惜しいと思ったのは、「十七年かけて羽化する蝉もいる」という情報を、先出ししてしまってることです。ここは先に異変を起こして「もう何年も前のことなのに」と思わせた後に思い起こさせたほうが効果的だったと思います。

    いつのまにか森の中にいて樹にしがみついてる展開は理解の外ですが、まあ幻想的といえばそうなのかな……好みがわかれる部分な気も。個人的には主人公の想定外であれ、何が起こったか読者には想像できる範囲が望ましいかも。夢遊病から繋げるとか。

    ラストを締める二行は、インパクトある絵面が想像できて素晴らしいと思います。
    ただ、私は主人公自身が羽化するレベルに巨大な(人形サイズの)蝉をイメージしていましたが、腫瘍の描写を読み返すに、そこまで大きくないのかも?とも。どちらなんでしょうね。ここら辺はスケールを想像しやすいヒントがあれば、なおよかったかも。

    全体的には名作の雰囲気がありながら、微妙に届かない、実に惜しい感じだと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    蝉の抜け殻、「案外サクサクしてて美味しいんじゃないか」とか思ってました(やばい考えだけど実行したことはないのでセーフ)。

    確かに卵は回りくどかったかもしれません。この怪談のホラーポイントは大きく分けて「幼少期の主人公の異常な行動」と「蝉に寄生されていること」の二つ。
    単純に蝉の抜け殻に混じって羽化に失敗してモゾモゾ動いていた幼虫がいて、それを「かわいそうだと思った」とかの理由で持ち帰って最終的に食べてしまう展開の方が幼少期の主人公のヤバさも際立ちますし後の展開にも繋げやすかったですね。

    どこまで匂わすかは毎回悩んでます。良い塩梅にするのは難しいですね。たいてい露骨すぎか情報なさすぎてワケワカメになっちゃってる気がします。

    ラストについてですが、寄生した蝉のサイズ感は「普通の蝉よりははるかにデカイけどあくまで虫の範疇」くらいに自分の中で設定していました。巨大な方がインパクトあったかもしれません。

    あとタイトルの「虚蝉」ですが蝉の抜け殻を表す古語で、それをテーマにした怪談であることと最終的に主人公から蝉が生まれる(主人公自身が抜け殻になってしまう)という感じでつけました。
    …それなら尚更、主人公が羽化するレベルのサイズ感にした方がよかったと今思いましたハイ。

    色々と参考になりました、改めてありがとうございます。
    また気が向いたら他のも読んでやってください。

  • 怪談:虚蝉(うつせみ)への応援コメント

    田舎育ちなので、虫は平気なんです。でも、つぶつぶは嫌なんです。
    それを飲み込んで、背中から何かが出てきて……? ぎゃあー!!
    今、苦虫を噛み潰したとは、こういう顔。みたいな顔をしています。

  • 怪談:虚蝉(うつせみ)への応援コメント

    こわぁ…

    もしかして、主人公が最初に見つけた卵つきの抜け殻って、つまり…。

    こわぁ…!

  • 怪談:虚蝉(うつせみ)への応援コメント

    前半は、「ぎゃあああー」と声が出せる恐怖。後半は、声が出せない、動けないような恐怖。声は出せないけど、『ぞぞぞ』と全身に鳥肌が立ちました。
    虫が大嫌いなわたしは、人より数倍恐怖を感じた気がします。怖いよ~~~!!

  • 怪談:虚蝉(うつせみ)への応援コメント

    !Σ( ̄□ ̄;)怖い
    痛い!年月が恐怖!ぎゃあ!

  • 怪談:虚蝉(うつせみ)への応援コメント

    ひぃぃいぃ。
    やっぱり、こうなってしまいましたか。
    淡々として、正確な文章が余計に怖さを演出していたように思います。
    事実だけを描くことで、段々と近づいてくる恐怖が増幅されるような……。
    懐かしさの中にある、恐怖という感じで面白かったです。

  • 怪談:虚蝉(うつせみ)への応援コメント

     怖い・・・。何となく予想はできたのですが、それでも怖い。行間が空いてるのが怖い。まさに怪談でした。