第3話
トリグッズを探す旅は危険なものになる、と私は説明された。
難しい探索行であることは百も承知だったので驚きはなかった。
驚いたのは、私の他に参加を促した面々の名を聞いたときだ。
信じがたい面子だった。
たとえば、その中にイスラム過激派アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディンの名があった。米軍に殺害された後アラビア海に水葬された亡骸を回収し、その遺伝子を修復して埋め込んだクローン人間が某国で密かに作られていたのだが、これに声を掛けたというのである。
ウサマ・ビンラディンのクローン人間に何をやらせるつもりなのか、私には想像できない。普通の方法では成功が見込めない探索であることだけは分かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます